UnityHubとは
Unity公式が開発中の、複数バージョンのUnityEditorをGUIでいい感じに管理できるようにしてくれるツール。
Unity 2018と並行開発中の模様。
できること
- UnityEditorの複数バージョン管理
- Unity2017以降のインストール
- beta版も可能
- Unity2017より前のバージョンはUnityHubを経由してのインストールはできないが、インストール済みの物を管理対象として追加が可能
- (UnityHub経由でインストールしたもののみ)Componentの追加インストール
- (UnityHub経由でインストールしたもののみ)UnityEditorのアンインストール
- プロジェクトの作成、管理
- 指定したバージョンで新規プロジェクト作成
- 自動でプロジェクトに対応するバージョンのUnityEditorで開く
- 指定したバージョンでプロジェクトを開く
- 同一バージョンのUnityEditorの複数同時起動
できないこと
- パッチリリースのインストール
- Unity2017より前のバージョンのインストール
- 同一プロジェクトの複数起動(これはUnityの仕様上の問題でそもそもできない)
パッチリリースのインストールについては議論中なのでそのうちできるようになるかも?(過去バージョンは望み薄かもしれない)
[Request] Patch releases and earlier unity versions | Unity Community
導入方法
2018/03/15現在、Unity2018 betaのページからUnityHubのPreview versionがダウンロードできる。
Unity - Beta
インストール方法は特に難しい手順は無い為省略。
使い方
起動するとこんな感じ(ここでは2018が表示されているが、実際には初回起動時には何も表示されていない状態)
インストール済みのUnityEditorを追加する
Locate a Versionをクリックするとファイル選択が開くので、UnityEditorを選択する
追加していくとこんな感じになる
UnityHub上からUnityEditorをインストールする
Unity 2017以降であれば、左のOfficial Releases、Beta Releasesからインストールできる。
パッチリリースには対応していない模様。
UnityHub経由でインストールすると、Macではデフォルトでは /Applications/Unity/Hub/Editor/{Unityバージョン}/
に配置される。
右上の歯車アイコンをクリックすると設定画面が出てくるので、恐らくこれで配置場所を変更することができる。
コンポーネントを後からインストールする
UnityHub経由でUnityEditorをインストールすると、通常インストール時にインストールの有無を選択しているComponentを、後から追加でインストールすることができる。
Android / iOS Build Supportを入れ忘れて1からインストールし直し…なんて事にならずに済むので、地味に嬉しいかもしれない。
デフォルトで使用するバージョンを設定する
UnityHub上では preferred として設定されたバージョンがプロジェクトの新規作成時などにデフォルトで使用される。バージョン一覧で preferred とついているのがそれに当たる。
設定を変更するには、prefferedにしたいバージョンの右の「・・・」アイコンから「Set as preffered」で設定できる。
プロジェクトを開く
プロジェクト一覧、または右上の「開く」から開くことができる。
デフォルトではプロジェクトに対応するバージョン(ProjectSettings/ProjectVersion.txt
のEditorVersion)で開く。対応するバージョンがインストールされていない(UnityHubに登録されていない)場合、preferredのバージョンで開くか、対応バージョンをダウンロードするかを選べる。
また、右のアイコンからバージョンを指定して開くこともできる。
既に同一バージョンのUnityEditorが起動していても、別ウィンドウで立ち上がる。
(同一プロジェクトを複数同時に開くことはできない)
参考
最新情報はフォーラムで追えるかもしれない
Unity Hub Preview | Unity Community