AIエージェントのデザインパターンを実装する
AIエージェントをLanggraphで実装する「LangChainとLangGraphによるRAG・AIエージェント［実践］入門」を読み、AIエージェントのデザインパターンを実際のユースケースに当てはめてColaboratory上で実装してみる。
今回は「パッシブゴールクリエイター」、「プロアクティブゴールクリエイター」パターンを実装してみる。
パッシブゴールクリエイター、プロアクティブゴールクリエイターは、ユーザーからのある目標が与えられたときに、それを達成するための計画として複数のゴールに分解して構造化することを目的とする。
ユーザーから与えられた目標の情報のみから複数のゴールに分解して構造化することを目的とするのが「パッシブゴールクリエイター」、追加でユーザーに問い合わせたりwebから情報を引っ張ってくるなど目標以外の情報も活用するのが「プロアクティブゴールクリエイター」となる。
パッシブゴールクリエイター、プロアクティブゴールクリエイター
今回はプロアクティブゴールクリエイターを実装した。パッシブゴールクリエイターについては以下のフローチャート中で、追加で情報をユーザやwebに問い合わせる部分を除けば作成できるため省略した。
質問例として、「新しい家電製品を作りたい。今まで人が行っていた家事を代替できるロボットを開発したい。」という目標のもとにプロアクティブゴールクリエイターパターンを適用した。すると、６つのゴールに分解され、そのゴールをより明確にするための10のユーザーへの追加質問と4のweb検索を行い、最終的な計画を作成した。