Abstract
「N予備校プログラミングコース、いいよ!」 という記事です。
主にワナビー・初心者向けの内容なので、ベテランエンジニアの方には釈迦に説法かもしれません。
対象読者
主に以下のような方に向けた内容です。
- これからプログラミングを始めたい、または始めようか悩んでいる
- 学校等でプログラミングは習ったが、もっと開発っぽいことがしてみたい
- プログラミングスクールの料金表を見て「マジかよ」と思った
- エンジニアとして内定が決まったが、入社後に付いていけるか不安
- エンジニアとして働いているが、基礎的なことを学び直したい
N予備校プログラミングコースとは
N予備校とは、ドワンゴ(ニコニコ動画の会社)が運営する、インターネット予備校です。
そのコースの1つとして、プログラミングコースが設けられています。
(大学受験、Webデザイン、動画制作などの講座も用意されています。)
プログラミングの講座はいくつかありますが、今回は主に プログラミング入門Webアプリコース を念頭に置いて話を進めます。
何が良いのか
N予備校プログラミングコースの良い点を3つに分けて紹介します。
1. サービス開発を疑似体験できる
N予備校のコースは、サービス開発の一連の流れを辿ったカリキュラムになっています。開発する上で、どのような技術が使われ、どのような知識が必要とされて、実際にどのようなツールを使うのか。これを疑似体験することができます。
プログラミングは、好き・嫌いが激しく分かれます。コードを見るだけで頭が痛くなる人がいる一方で、寝食を忘れて没頭する人もいます。エンジニアの道に進む前に、開発がどのようなものかを疑似体験し、ここを確かめておくことは重要です。
2. ”何が分からないか”が分かる
一般的なWeb企業においてアルバイトやインターンできるだけの実力が身につく。
このコースで「身につくスキル」として謳われているものです。どういう状態であれば「できる」と言えるのかは難しいところですが、私自身の経験では、概ねこの謳い文句は正しいと感じます。
例えばOJTは、分からないことの連続です。もし「何も分からないし、何が分からないかも分からない」となったら。これは結構辛いと思います。
繰り返しですが、N予備校のコースは開発一連の流れを体験できます。技術用語やツールなどを、「1回はかじったことがある」という状態にできます。これは大きなアドバンテージです。仮に個々の技術は理解できなかったとしても、「何が分からないか」は分かるようになります。こうなれば、あとは自走してキャッチアップを進めることができます。
3. 安い
月額1,100円。安いですね。ラーメンを2杯我慢すればお釣りが来ます。
いわゆる"スクール"と呼ばれるサービスだと、50万からモノによっては100万近い金額になります。もちろん、内容はN予備校のそれとは異なるとは思いますが、それにしても、いち学生や社会人がポンと出せる額ではないでしょう。
ア○ムに行く必要はありません。奨学金に手をつけるのもやめましょう。僕らにはN予備校があります。
例えばこんなことが学べるよ
どのようなことが学べるのかを抜粋して紹介します。
環境構築
環境構築とは、自分のパソコンを、開発ができる状態にセッティングすることです。色々なツールを入れたり、コンソール(黒い画面)をいじる必要があります。
N予備校では、環境構築にDockerを使います。コンソールでLinuxのコマンドもバンバン叩きます。Dockerは使用している企業も多いですし、コンソールは開発では必要不可欠なツールです。
今はブラウザ上で完結する学習サービスもありますが、本格的に開発を行う場合、環境構築するのは避けて通れません。一方で、環境構築は落とし穴が多いです。本やネットの情報が頼りにならないことはザラです。
N予備校のプログラミングコースは、毎年コースが更新されているので、バージョン等の心配をしなくて済みます。M1 Macにも対応しています。
黒い画面に、呪文のようなコマンドを入力する自分を想像してみてください。ワクワクしてきてきた人は、このコースを取りましょう。
Git
正直にいうと、以前の僕はGitが何なのかさっぱり分かっていませんでした。あなたがGitとGitHubの違いが分からなくても、今は大丈夫です。
日常的に使っていれば何てことはない、分かりやすくて便利なツールなのですが、触ったことがないと、解説などを読んでもイメージが付かないと思います。
N予備校では、比較的初期の段階からGitやGitHubを使います。課題提出もGitHubのプルリクエストで行います。これだけでGitに精通できるかは分かりませんが、少なくともどんなツールなのかという概観は掴めると思います。入社までに「Git完全に理解した」となれれば十分です。
まとめ
この記事で挙げた想定読者は、実のところ「過去の自分」をトレースしています。当時の自分と同じ境遇にいる人の後押しになればという思いで、この記事を書くことを決めました。
ニコニコ動画と共に「ネット」の時代を生きた私が、ドワンゴのN予備校がきっかけでWebエンジニアになる。これも何かの縁かもしれません。