Windowsで簡単にUbuntu Desktopアプリを使いたい
別室に設置したUbuntu DesktopマシンへWindowsからssh接続して計算させたりしている。すると計算結果を気楽にプロットしたい、Ubuntu Desktop用アプリのウィンドウを接続元のWindowsで見たい、という時がある。これはWindowsクライアントを使って、クラウド上のLinuxサーバでGUIアプリを実行したい(2)のようなことだが、こちらの設定は面倒というか自分でやるのは難しそうだな、、と躊躇していたところ、もっと簡単な方法を見つけて便利に使っているのでチョット紹介。
MobaXterm
方法というのはMobaXtermをインストールするだけというもの。無料版でも上記の用途は満たせる。
ホームページ下部の"Get MOBAXTERM NOW!"から無料のHome Editionを選択すればよい。有償版と比べると機能が限られていることがわかる。
ダウンロードは管理者権限がなくとも使える実行ファイル版のPortable Editionとインストーラーを使ってインストールするInstaller editionがある。環境に合わせて好きな方を選択すればよい。
Ubuntuの場合の設定
ssh接続するLinuxサーバー側にはデスクトップ環境を構築しておく必要がある。Ubuntuの場合はdesktop版がインストールされているならばsshや使いたいデスクトップアプリをインストールしておくだけでよい。Ubuntu server版の場合、最も簡単なのは下記をインストールする方法。
$ > sudo apt install -y ubuntu-desktop
余計なアプリなどもインストールされてしまうが最も簡単な方法と思う。
テスト
クライアント側のWindowsからMobaXTermを使ってUbuntuサーバーへssh接続し、下記を入力してみる。
$ > xeyes &
懐かしい目玉ちゃんがWindows画面に現れるだろう。これはxeyesアプリをUbuntuで立ち上げ、Windows画面に出力した結果だ。
Ubuntu側にgnuplotがインストールされていればMobaXtermでプロットコマンドを入力すれば結果がWIndows側で表示される。
まとめ
超簡単にWindowsへX server環境を作る方法でした。これでLinuxバージョンしかないアプリも便利に使えるだろうと思う。ネット接続ワークステーションやサーバーを使うハードルが下がるのがよいと思う。