この記事のまとめ
- No Codeの勉強するためにNo Code Chatbotを作る
- WOTNOTというNo Code Chatbot Platformの紹介
- 作ったChatbotで使っている機能紹介
No CodeとChatbot
プログラミング不要でWebサービスとかアプリとかを作れるやつ(らしい)
ECサイトのNo CodeサービスではShopifyとかBASEとかがある
個人でECサイトとか必要ないので、Chatbotをつくってみた。
WOTNOT
No CodeでChatbot( いろんなサイトで右下に勝手に出てきて、一切の解決策を与えてくれずにスペースを占領するクソ無能な機能)をつくってみようと思いました。そこで、No CodeでChatbotを作成するためのPlatformがNo Code Chatbot Platformです。世の中にはたくさんのNo Code Chatbot Platformが存在します。
今回は
を使ってみました。理由はなんか色味がなんか好みだったからです。あと、個人利用もできるみたいですし。Free Planでは使えないけど、FAQ Builderが良さそう。
他にも類似のサービスがあるのでまとめておきます。Zendesk Chatbotが結構規模が大きそう(chatbot.comドメイン取れてるし)。Landbotのも多分規模が大きい(?)。Kuzenは日本製だけど、フリープランはなく、資料請求しないと導入できなさそう。
conversation数と料金
Chatbot Platformではconversation数、すなわちユーザとbotの会話数に応じて料金が変わってくるようです(従量課金制)。いい商売だと思いますし、Chatbotにむやみやたらに話しかけないようにしようと思いました。
- WOTNOT: \$499/monthで50000 conversation (それ以降は\$10/1000 converation)
- Landbot: €80/monthで2500 conversation (それ以降は€10/500 converation)
WOTNOTの機能
料金プランごとの機能はここに書いてある。その他には以下のものもあります(WOTNOT固有の機能というわけでもない)。
- GUIによるChatbotのロジック作成
- 多言語対応
- 対人間チャットへの接続
- FAQ Builder (定形的な質問文に対する返答集みたいなもの)
- API接続やJavaScriptの実行
- 無期限の無料プラン
WOTNOTでBOTを作ろう
WOTNOTで使った機能についてまとめてみました。
アイコンやテーマカラーなど色々設定できるのですが、ここでは省略します。
Collect Input
テキスト入力のボックス。このステータスのときでないとWOTNOTの入力フォームは機能しない。Email表現や正規表現で特定の形式のみの入力に制限できるのがGood。また、入力された内容は変数に保存できる。
Message
メッセージを表示する機能。Botが喋る内容をテキストで指定する。Collect Inputなどで保存した変数を表示させられる。例えばvar
という変数があるとき、#var#
としてテキスト入力すると変数が展開される。
Button
こんな感じでテキストといくつかのボタンを表示させる機能。どのボタンが押されたかで条件分岐ができる。ボタンにURLの埋め込みもできる。
Carousel
こんな感じで、複数のボタンがあるカードを横にいくつか表示させる機能。ちなみにカルーセルとよぶ。
Service Call
APIを呼ぶ、HTTPリクエストを送る機能。GET、POST、PUTを実行できる。GETの場合、URLに直接パラメータを入力する。URLにWOTNOT内の変数を埋め込むことも可能。https://example.com/param=#var#
みたいな感じ。header
とpayload
も操作可能。
作ったChatbot
フローチャートはこんなかんじ
こちらから試せます。
Test方法
Test this botを押せば、新しいWindowが開かれてchatbotをテストできます。
Deploy方法
さて、作ったChatbotは何かしらのサービス上に載せないと意味がありません。
ここで生成されたscript
タグをhtml
のbody
の前に(header
とかに)貼り付ければデプロイできます。
とてもかんたん
注意点
WOTNOTの実行関数はmain
という名前に変換(?)されるので、他にmain
関数が宣言されていた場合、エラーが起こります(これはめっちゃ罠)
感想
- No Codeを初めて触りましたが、ちゃんと動くものをコードを書かずに作れて面白かったです。
- No Codeだとコードによる知見の共有が難しいと感じました
- Chatbotのようなフローが大切なシステムでは、コードで書くよりも作りやすく、リーダブルなものができると思いました。
- 関数化みたいな機能がない(少なくともWOTNOTには)ので、機能を増やすとフロー図が巨大化してしまいそうでした。
- サービスとしてはちょっと荒削りであると感じる場面がある
- 前の処理に戻すときのエッジ(導線)の挙動が悪い。直線的な動きしかしない。
- WOTNOTのBot Builderの日本語入力はちょっとクセがある(入力しても自動保存されない時がある)。
- URLの画像を読み込めない。リンク付きのテキストとして表示されてしまう(方法を知らないだけかもしれませんが)。