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Ubuntu22.04/メモリ不足対応のためスワップ領域を追加する

Last updated at Posted at 2023-01-31

Ubuntu22.04/メモリ不足対応のためスワップ領域を追加する

はじめに

以前使っていたPCにUbuntuを入れてみました。
ブラウザやIDEなどを開いているとちょいちょい固まるので、メモリ不足が疑われました。
メモリ不足に対しては、スワップ領域を追加すると良さそうなので、手順をまとめておきます。

そもそもスワップって何

メモリが足りないときに、メモリの中身をハードディスクに移すことで、実際のメモリよりも大きなメモリを扱えるという機能です。

手順

1. スワップ情報を確認

$ sudo swapon --show

上記コマンドで、出力がない場合、現在使用可能なスワップ領域がないということになります。手順3のスワップファイルの作成に進んでください。

下記のような出力が出る場合は、現在スワップ領域があるということになります。

結果
NAME      TYPE SIZE USED PRIO
/swapfile file   8G   0B   -2

スワップ領域を変更する場合は

  • 現在のスワップ領域を一度削除して新しく作り直す
  • 新しいswapfileを作り、そちらのswapfileを適用させる
    という2つの方法があります。
    削除する場合は手順2を、新しく作る場合は手順3を参照してください。
    尚、新しく作る場合は、すでにswapfileがあるため、swapfile2など違う名前で作ってあげればOKです。

2.スワップファイル削除

不要な方はこの手順スキップ

1.スワップの解除をする

$ sudo swapoff -v /swapfile

2./etc/fstabのswapの情報を削除
/etc/fstabの中に下記のような行があるため、削除する

/swapfile none swap sw 0  0

3.スワップファイルを削除する

$ sudo rm /swapfile

3.スワップファイルの作成

1.ハードディスクの空き領域を確認

$ df -h

上記コマンドを打って、Mounted onの列が「/」のものがのAvailが空き容量です。
下記の例だと200Gが空き容量となります。

結果
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
tmpfs           768M  2.4M  765M   1% /run
/dev/nvme0n1p2  234G   23G  200G  11% /
tmpfs           3.8G  118M  3.7G   4% /dev/shm
tmpfs           5.0M  4.0K  5.0M   1% /run/lock
/dev/nvme0n1p1  511M  5.3M  506M   2% /boot/efi
tmpfs           768M  4.7M  763M   1% /run/user/1000

  
2.スワップ領域の割当

環境のメモリの半分~同じくらいのメモリが目安みたいです。
メモリが8GBなら4~8GBです。

$ sudo fallocate -l 8G /swapfile

3.確認

$ ls -lh /swapfile 
結果
-rw-r--r-- 1 root root 8.0G  1月 30 00:13 /swapfile

4.パーミッション変更

$ sudo chmod 600 /swapfile
$ ls -lh /swapfile
結果
-rw------- 1 root root 8.0G  1月 30 00:13 /swapfile

5.スワップファイルへの変換

$ sudo mkswap /swapfile
結果
スワップ空間バージョン 1 を設定します。サイズ = 8 GiB (8589930496 バイト)

6.スワップファイルの登録

$ sudo swapon /swapfile
結果
スワップ空間バージョン 1 を設定します。サイズ = 8 GiB (8589930496 バイト)

7.確認
1つ目

sudo swapon --show
結果
NAME      TYPE SIZE USED PRIO
/swapfile file   8G   0B   -2

2つ目

free -h
結果
               total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:           7.5Gi       4.2Gi       851Mi       1.2Gi       2.4Gi       1.8Gi
Swap:          8.0Gi          0B       8.0Gi

4.スワップファイルの永続化

再起動するとスワップの設定が消えてしまうため、変更を永続化させてあげる必要があります。

1./etc/fstabのバックアップ
/etc/fstabを変更しますが、何が問題が起きてもいいようにバックアップをとっておきます。

$ sudo cp /etc/fstab /etc/fstab.bak

2.スワップ永続化の設定

$ sudo sh -c "echo /swapfile none swap sw 0 0 >> /etc/fstab"
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