要約
- ダウンロードした zip ファイルのプロパティで「セキュリティ: 許可する」をチェックしてから展開する。
詳細
Windows のセキュリティ機能により、外部ネットワークからダウンロードしたファイルには代替データストリーム情報(ZoneId)が付加される。(ただし、ダウンロードファイルの格納先ファイルシステムが NTFS の場合に限る。)
そして、この ZoneId が付加されている exe, dll ファイルは実行されないように Windows の OS 機能によってガードされている。
zip ファイルの場合、圧縮されているファイル自身に ZoneId は付加されていない。しかし、Windows 標準機能で展開・解凍すると、zip ファイルに付加されている ZoneId が解凍したファイルにも自動的に付加され、セキュリティが確保されている。
なお、Windows 標準ではない解凍ツールを使用して zip ファイルを解凍した場合、ZoneId が自動付加されないため、exe, dll がガードされることはない。
参考情報
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streamsコマンドでNTFSの代替データストリーム情報を表示/削除する - @IT
ZoneIdが付いた.ZIPファイルを解凍すると、基本的には解凍された個別のファイルにもZoneIdが継承される
最も手軽な対処方法
7-Zip などの解凍ツールを使わず、Windows 標準で対処する場合
- zip ファイルを解凍する前に、zip ファイルのプロパティで 「セキュリティ: 許可する」をチェックしてから展開。
理由と対処方法を知っていれば、とても簡単。
以上