新しいJavaのフレームワークとして「Apache Isis」というものがあることを知ったので、試してみた。
本家サイトの動画でしっかり説明されていますが、日本語の資料というのがほとんどまだないみたいなので、
自分のためのメモの意味も含めて、皆さんに情報共有をば。
ちなみに、本家サイトはこちら http://isis.apache.org/
なお、この記事は、eclipseの基本的な使い方は理解しており、新しくApache Isisを使い始めようと思っている方を対象に書いております。ご了承ください。
Step.0 前準備
まず、EclipseでApache Isisを使うためには以下のプラグインが必要です。
・maven
・参考サイト: http://d.hatena.ne.jp/kagamihoge/20121228/1356695798
・DataNeucleus
・参考サイト: http://www.datanucleus.org/products/datanucleus/jdo/guides/eclipse.html
Step.1 プロジェクトの作成
上部メニューから、ファイル>新規>プロジェクトを選択。
新しく作るプロジェクトの種類は「Mavenプロジェクト」を選択してください。
次の画面では特に変更の必要はないです。ワークスペースを変えたければ、変更してください。
次の画面では「org.apache.isis.archetype」を検索して選択してください。
(自分は事前にごちゃごちゃいじっていたせいか、簡単に出て来ましたが、もしかしたら、検索しても出てこず、自力で追加する必要がある人もいるかもしれません…)
次のページで、アーティファクトIDなどを設定します。
それぞれ、以下のように設定します。
グループID: org.apache.isis.archetype
アーティファクトID: quickstart_wicket_restful_jdo-archetype
バージョンとパッケージは特に変更不要です。
このまま完了してください。
すると、以下の画像のように、プロジェクトが6つ生成されると思います。これでプロジェクトの作成は完了です。
Step.2 プロジェクトの設定
まず、quickstart_wicket_restful_jdo-archetype-dom(以下、domプロジェクト)にDataNucleus Supportを加えます。
domプロジェクトを右クリックし、
DataNucleus > Add DataNucleus Support を選択すれば加えられます。
その上でもう一度、domプロジェクトを右クリックし、
DataNucleus > Enabled Auto-Enhancement を選択してください。
これで、自動的にDataNucleusがクラスに組み込まれるようになります。
次に、domプロジェクトの中のpersistence.xmlを開きます。
ここに書いてある、persistence-unitのnameプロパティの値を確認しておきます。
(皆、quickstartになってると思いますが)
この値を、プロジェクトのDataNecleusの設定に使います。
domプロジェクトを右クリックし、プロパティを選択。
DataNecleusという項目を探し、その中のEnhancerという項目を選択します。
そこで、プロジェクト固有の設定にチェックを入れ、Persistence-Unit Nameに先ほどの値を入れます。
これで、DataNecleusの設定は完了です。OKを押してダイアログを閉じてください。
以上で、プロジェクトの設定は終了です。
ここいらで一度、プロジェクトのクリーンをしておくのがよさそうです。
Step.3 プロジェクトの実行
quickstart_wicket_restful_jdo-archetype-webappプロジェクトを開き、
ide > eclipse > launch とたどっていきます。
すると、そこにquickstart_wicket_restful_jdo-webapp.launchというファイルがあるので、これを右クリック。
デバッグからquickstart_wicket_restful_jdo-webapp.launchを選択します。
すると、Jettyが起動し、localhost:8080でサイトにアクセス出来るようになります。
Apache Isisのページが表示された方はおめでとうございます!
お役に立てたようで嬉しいです。
表示されなかった方は…本家サイトを御覧ください。足りない情報はきっとそこにあるでしょう。