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Renderの3ヶ月無料枠終了後の対応方針を考える

Last updated at Posted at 2023-12-16

はじめに

RenderとはHerokuの無料枠廃止に伴い、代替案として台頭してきたPaaSですが、今回、PostgreSQLの無料枠期限である3ヶ月が過ぎたので、その後の対応について考えてみました。

対応方針

1.無料枠での継続

テーブル構成がマスタのみなど、ユーザのデータを持たない設計になっている場合は素直に無料枠内に作り直すのが良いかもしれません。

Ruby on Railsの場合ですが、ダッシュボード内、Delete Databaseにて削除を実行、再度DBを作成し、Internal Database URLDATABASE_URLの値として再設定するだけで対応することができます。

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2.有料枠でのアップデート

当たり前の話ですが期限内に有料枠にすることで、データをそのまま残すことができます。
Starterで7ドル、日本円で約1000円なので、比較的低コストでアップデートすることが可能です。

インスタンスタイプ 価格/月額 RAM CPU
Free $0 制限付き 制限付き
Starter $7 512MB 0.5
Standard $25 2GB 1
Pro $85 4GB 2
Pro Plus $175 8GB 4
Pro Max $225 16GB 4
Pro Ultra $450 32GB 8
Custom カスタム価格設定 最大512GB 最大64

3.pg_dump/pg_resotreによるデータ移行

無料枠削除前に、pg_dumpを用いて既存のPostgreSQLからデータを落としてくる方法も考えられます。

その後、pg_restoreでデータをINSERTすることでデータの維持をすることも可能なようです。

この方法について前提としているのはユーザの個人情報などではない、無関係な一般的なデータを扱う場合です。
個人情報を扱い、dumpする行為に関しては絶対NGです。諦めて削除を行うか、アップデートのみを検討してください。

4.設計の再検討

前提からの話にはなってしまいますが、WEBサーバ(APサーバ)のみ、Renderを使用し、DBに関してはPlanetScaleを用いる方法も検討できます。

PlanetScaleMySQLのマネージドサービスであり、PostgreSQLからMySQLに変更する必要がありますが、無料枠でも無期限で使用することができる為、代替案の一つとしても考えられるかと思います。

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