普段は Emacs を利用しているが、spacemacsについて spacemacsが最強で最高で神エディタであると思い始めた件を読んで Spacemacs に惹かれたので、インストールして使い始めてみようと思った。
インストールするときにハマった部分もあるので、インストール手順としてまとめてみた。
Spacemacs の GitHub のドキュメントの一部がベースになっている。
インストール環境
- Ubuntu 19.04
- Emacs 26.1
インストール手順
.emacs.d のバックアップを取得する
cd ~
mv .emacs.d .emacs.d.bak
mv .emacs .emacs.bak
Spacemacs のリポジトリをクローンする
git clone https://github.com/syl20bnr/spacemacs ~/.emacs.d
更新メカニズムが破壊されてしまうので、master ブランチには変更を加えてはならない。
変更を加えたいのであれば、develop ブランチをフォークして行うこと。
(任意) Source Code Pro フォントをインストールする
mkdir <download> # フォントをダウンロードしたいディレクトリに置き換える
cd <download>
wget https://github.com/adobe-fonts/source-code-pro/archive/2.010R-ro/1.030R-it.zip
unzip 1.030R-it.zip
mkdir -p ~/.fonts
cp source-code-pro-2.010R-ro-1.030R-it/OTF/*.otf ~/.fonts/
fc-cache -f -v
Emacs を起動する
Spacemacs は自動的に必要なパッケージをインストールする。
もしパッケージのダウンロード中にエラーが発生したら、その時は emacs --insecure で Emacs を起動する、もしくは、.spacemacs ファイルの86行目のdotspacemacs-elpa-https
をt
からnil
に変更してから Emacs を起動する。
なお、エラーが発生した場合は、パッケージが破損しているかもしれないので、.emacs.d/elpa
ディレクトリをクリアして、パッケージが再インストールされるようにする。
私の環境では、公開鍵がないということでパッケージのインストールに失敗し、Spacemacs を正常に起動することができなかった(issue-#8984)。
そのような場合は、gpg --homedir ~/.emacs.d/elpa/gnupg --receive-keys 066DAFCB81E42C40
を実行する。
mkdir -p ~/.emacs.d/elpa/gnupg
gpg --homedir ~/.emacs.d/elpa/gnupg --receive-keys 066DAFCB81E42C40
emacs
Emacs を再起動してインストールを完了する
Emacs を起動しパッケージのダウンロードが完了した時点で既に Spacemacs になっている気がするが。。。
特に大きな手間でもないので、公式のインストール手順に従っておく。