AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)に合格体験記

初めに

AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)に満点合格しました。この試験は2024年に新たに追加されたAI系の資格でありまだそれほど情報が多くはないので今後受ける方の参考になればと思います。

AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)の試験概要

AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01) 試験は、特定の職務に関係なく、AI/ML、
生成 AI テクノロジー、関連する AWS のサービスとツールに関する総合的な知識を
効果的に実証できる個人を対象としています。
以下分野の割合に基づいて試験問題が出題されます。

1. AI と ML の基礎 (採点対象コンテンツの 20%)
2. 生成 AI の基礎 (採点対象コンテンツの 24%)
3. 基盤モデルの応用 (採点対象コンテンツの 28%)
4. 責任ある AI に関するガイドライン (採点対象コンテンツの 14%)
5. AI ソリューションのセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス(採点対象コンテンツの 14%)
   試験時間は100分で65問です。実際にスコアに影響するのは50問で15問は採点対象外となります。
   料金は100USDで、所持している方は半額バウチャーなどの適用も可能です。
   詳しい試験ガイドは以下リンクを参照ください。
   AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)試験ガイド

どのような人にお勧めか

この認定試験は、人工知能(AI)と、機械学習(ML)の基本概念を理解し、ビジネスや技術の場面で活用したい人向けの入門レベルの資格です。

1. AI/MLの基礎を学びたい初心者
   ・AIや機械学習に興味はあるが、技術的なバックグラウンドがない人
   ・プログラミング経験が浅くても、AIの基本的な考え方を理解したい人
2. ビジネス職・マネジメント職
   ・AIプロジェクトにかかわるマネージャーや意思決定者
   ・AIソリューションを導入する際に、基礎的な知識を持っておきたいビジネス担当者
3. AIを活用したプロジェクトに関与する人
   ・AIを活用したサービスや製品開発にかかわるプロジェクトメンバー
   ・データサイエンティストやエンジニアと効果的にコミュニケーションを取りたい非エンジニア
4. AIの社会的な倫理を学びたい人
   ・AIの利点だけでなく、リスクや倫理面を考慮して活用方法を学びたい人

上記のような方にお勧めです。

取得するメリット

・AIの基礎知識が身に付き、ビジネスや開発でのAI活用が理解できる
・AI関連のプロジェクトにおいて、コミュニケーションが円滑になる
・今後のキャリアにおいて基礎的なAIスキルの証明になる

取得するメリットとしては私が思いつくのが上記の3つです。近年生成AIとの発展により、AIというものがとても注目されているのでAIの基礎知識があるというのはとても大きな武器になると私は考えています。

受験方法

AWSの認定試験はテストセンターと自宅でのオンラインのどちらかで受験することができ、私はテストセンターで受験しました。通信障害等のリスクもあるため、直接テストセンターで受験することがお勧めです。また。土日はテストセンターの予約の埋まりが速いので、試験の予約は一か月以上前にしておくと、自分が受けたいテストセンターで受験することができると思います。

受験前の状態

AWS Certified Cloud Practitioner
AWS Certified Solutions Architect - Associate
AWS Certified Developer - Associate
AWS Certified SysOps Administrator - Associate
AWS Certified Solutions Architect - Professional
・上記5つの資格を取得済み
・自己学習でAWSのインフラ構築のハンズオンを実施
・業務等でAWSを触る機会あり(そんなに多くない)

使用した教材
・CloudTeck
90日間4980円で全10種類のAWS認定資格の演習が利用できます。問題は本番試験レベルであり、問題の解説もイラスト付きなので視覚的にも理解しやすいです。また、90日間で9960円払えば問題演習だけでなく講義動画を視聴することもできます。私は4980円の資格会員のプランにしました。

勉強方法

1. CloudTeckの問題集(180)問を1周する
2. 不明なサービスなどをBlackBeltやQittaで調べてノートにまとめる
3. まとめたノートを読む
   この1~3を2周しました。不正解の選択肢がなぜ不正解なのかを説明できるまでのレベルまで勉強するのが重要です。勉強期間としては2週間ほどです。

感想

AWSの資格というよりかはAIの重きを置いている認定試験だというように感じました。AWSの認定試験は持っていなくてもG検定等の資格を持っている方等の方が受かりやすいのではないかと思います。またAWSの認定試験で満点をとれたのは初めてなので嬉しかったです。新卒一年目でAWSに関する資格を6つも取得することができ、結果的には満足です。今後はハンズオンに重きを置いて引き続きAWSに関する勉強を続けようと思います。今後も生成AIを含むAIの需要は増えていくと個人的に思いますので、AIに興味がある方はぜひこの試験を受けてみてください。この投稿が合格のために役立てれば幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。