GASでスライドを触っていて、できること・できないこと・回避策が分かったものがあったので書き残します。
現時点でGoogleスライドで設定できないこと
以下のことは、スライドの機能にありませんが、無理やり他の手段でそれらしく見せることはできます。
文字を縦書きにする
現状そのようなオプションはありません。
等幅フォントにする&テキストボックスの幅を1文字分にすることで、疑似的に縦書きのように見せることができます。
Googleドックでも縦書きはできません
https://support.google.com/docs/thread/12054700/how-do-write-vertically-from-top-to-bottom-not-just-one-letter-per-row-but-as-a-word?hl=en
文字を均等割り付けする
現状そのようなオプションはありません。
等幅フォントにする&スペースなどで文字間隔を調整するか、1文字ずつ図形を分けて左右に整列するかで、無理やり均等割り付けのような状態にすることはできます。
現時点でGASで操作できないこと
以下のことは、スライドを人手で操作すれば変更できますが、GASからの操作ができません。
スライドに挿入したシェイプのパティング
スライド上では上下左右を細かく設定できますが、GASでは設定用メソッドが用意されておらずデフォルト値の0.25cm固定となります。
手で設定した図形をGASでコピーすればパディングを変更した状態にできます。
スライドのページ設定のサイズ
メニュー「ファイル > ページ設定」からスライドのサイズを指定できますが、GASからは変更できずデフォルト値の「ワイドスクリーン(16:9)」固定となります。
これもあらかじめ設定しておけばそのファイルではページ設定が有効となります。
スライドの印刷設定で「スキップしたスライドを含める」をオフにする
メニュー「ファイル > 印刷プレビュー」を開くと「スキップしたスライドを含める」が有効(薄黄色)になっています。
これを無効にすることで、スキップスライドは印刷もされなくなります。
これもあらかじめ設定しておけばそのファイルではスキップスライドは印刷やPDF出力には含まれなくなります。
公式ドキュメント
GAS Googleスライド
GAS Googleドライブ