厚労省が公開している新型コロナ陽性者数のダッシュボードを10分で作成します。
GoogleスプレッドシートやGoogle DataPortalを活用すると、ブラウザだけで無料でオープンデータを活用したダッシュボードを簡単に作成できます。
#概要
- 元データ
- 厚生労働省オープデータ
- 陽性者数データ(CSV)
- 利用するツール
- Googleスプレッドシート
- Google Data Portal
- 手順の概要
- GoogleスプレッドシートのIMPORTDATA関数で厚労省のオープンデータを読み込む
- Googleスプレッドシートで移動平均を算出
- Googleスプレッドシートのデータを Data Portal でダッシュボード化する
#手順1:厚労省のオープンデータをGoogle Sheetsに読み込む
Googleスプレッドシートにアクセスし、新しいシートを作成する。
IMPORTDATA関数でデータをインポートする。URLはダブルクォートで囲む。
インポートされます。
#手順2:Google Sheets で移動平均を算出
日付の書式を変更するついでに、7日間移動平均も算出してみます。
#手順3:Google Sheets のデータを Data Portal でダッシュボード化する
Google DataPortalにアクセスし、新しいレポートを作成する。
データソースとしてGoogleスプレッドシートを選択する。
先程、手順1で作成したシートを選択する。
グラフを作成する。時系列グラフを選択し、ディメンションには日付、指標にPCR検査要請者数、7日移動平均を選択する。
完成!
リロードボタンを押すと、自動で最新化されます。便利ですね。
#補足:項目を追加する
後から項目を追加したくなった場合には、Googleスプレッドシート上に項目を追加して、DataPortalでデータソースを読み込み直すことで、項目を追加することができます。
ここでは、週単位での集計を可能にするために、WEEKNUM関数で週番号を追加、曜日ごとの感染者数を集計するためにWEEKDAY関数で曜日を取得。
DataPortalのデータソースの左側の編集アイコン(鉛筆のようなアイコン)を押すと、データソースの情報が表示されるので、「接続を編集」をクリック
「再接続」をクリックする
そうすると、変更された項目が反映される
追加した項目を使ったグラフが作れるようになる。
簡単ですね。オープンデータの活用とか、BIツールの利用はハードルが高いと思っている方が多いと思うのですが、いまどきはこんなに簡単です。