0
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【Amazon EC2】実際に起動しながら設定項目を解説してみた

0
Posted at

はじめに

今回はAmazon EC2を起動する際の基本的な設定項目を解説しつつ、実際に起動してみました。
少しでもご参考になれば幸いです。

EC2についての詳細は、公式ドキュメントをご参照ください。

事前確認

※EC2の操作権限をもったユーザー/ロールでAWSコンソールにアクセスします。

①AWSサービス検索窓にEC2と入力し、EC2サービス画面へ移動します。
②サイドメニューバーでダッシュボードを選択します。
③今回はリージョンはアジアパシフィック(東京)を選択しています。
④現在使用中のEC2関連リソースを確認しておきます(後片付け時に参考になります)

※セキュリティグループのみ1となっていますが、デフォルトのものでした。セキュリティグループは課金対象ではないため残しておいても問題ありませんが、取り違いの原因となるため、必要ないものは削除することが推奨されます。

SCR-20260411-mxhe.png

EC2はVPC関連サービスと紐づいているため、同様にVPCサービスのダッシュボードから、事前に「どのリソース」が「どれだけ」存在しているかを把握しておくと、後片付けが楽になります。
また、デフォルトで存在しているものに関しては、名前を[-]から[default]などに変更しておくとわかりやすくなるのでおすすめです。

EC2インスタンスを起動する

①サイドメニューバーでインスタンスを選択します。
インスタンスを起動を押します

SCR-20260411-navd.png

名前を設定する

「名前」を入力します。

SCR-20260411-ndmw.png

AMIを選択する

AMIとは

AMIとはサーバーの設計図(テンプレート)のようなもので、EC2(実際に起動されたサーバー)はAMIから作られます。

AMIの中には以下のような、作りたいサーバーの設定を含めることができます:
・OS(Linux / Windowsなど)
・ミドルウェア(Apache, Nginx, DBなど)
・アプリケーション
・ストレージ設定(EBSなど)
・起動に必要な設定・権限

「Red Hat Enterprise Linux (RHEL)」や、「Windows Server」などの商用OS系を使用したAMIを選択した場合、EC2料金とは別にソフトウェア利用料が発生します。
また、ミドルウェア(DBなど)やアプリケーションが最初から含まれているものも、別途利用料が発生します。

「Amazon マシンイメージ (AMI)」を選択します。
今回はデフォルトのAmazon Linux 2023 kernel-6.1 AMIを使用します。

Amazon Linux 2023 kernel-6.1 AMIは最新のLinuxカーネルを使用したOSで、最小構成(minimal)で提供され、必要なものだけ後から追加する設計になっています。そのため、不要な料金が発生しません。

SCR-20260411-pcnq.png

アーキテクチャを選択する

アーキテクチャとは

アーキテクチャとはCPUの種類(命令セットアーキテクチャ)=CPUが理解できる言語のことで、これが噛み合わないソフトウェアは動かなくなってしまいます。
・64ビット(x86)
 →最も一般的(PC・サーバで主流)、ソフトウェアの互換性が非常に高い
・64ビット(Arm)
 →スマホ系から発展した省電力CPU、コスパが良いが一部ソフトウェアが非対応

よくある事故として、「すべての依存がarm64でビルド可能でない」場合、
docker build --platform linux/arm64
を使用してもDockerが動かせないといったことが起こります。

「アーキテクチャ」を選択します。
今回はデフォルトの64 ビット (x86)を使用します。

SCR-20260411-pdbf.png

インスタンスタイプを選択する

インスタンスタイプとは

インスタンスタイプとは、「どのくらいの性能を持つ仮想サーバーを使うか」を決めるプリセット(スペックの型) のことです。

SCR-20260411-pdpd.png

上記画像の「インスタンスタイプを比較」を押すとインスタンスタイプの一覧を確認することができます。

インスタンスタイプは、
①vCPU
②アーキテクチャ
③メモリ(GIB)
④ストレージ(GB)
⑤ストレージタイプ
⑥ネットワークパフォーマンス
性能の組み合わせで決まります。

SCR-20260411-nxrz.png

インスタンスタイプによって、時間あたりのEC2利用料金は変わるため、コストとパフォーマンスのバランスを考えながら慎重に選ぶ必要があります。

インスタンスタイプ名が「c」から始まる「c 系(CPU最適化)」で検索すると、「vCPU」の項目の値が大きくなっていることがわかります。
同様に「i / d 系(ストレージ最適化)」のインスタンスタイプは「ストレージ」の項目の値が大きくなっていたりします。

「インスタンスタイプ」を選択します。
今回はデフォルトのt2.microを使用します。

SCR-20260411-pebn.png

キーペアを作成する

キーペアとは

キーペア(Key Pair)とは、Amazon EC2 にログインするための公開鍵暗号方式の認証情報のことです。
従来の「ID+パスワード」ではなく、「鍵ファイル」を使って安全にサーバーへ接続する仕組みです。
Windowsと違い、Linuxでは後からパスワード取得ができないため、キーペアを作成しないと基本ログイン不可になります(SSH接続できない)

認証の仕組み

  1. キーペアを作成すると、EC2インスタンス側に「公開鍵」が保存され、自分のPC側に「秘密鍵」が保存されます。
  2. EC2インスタンスにログインする際は、「秘密鍵」を指定して使用します。EC2が公開鍵と照合し一致すればログインが成功します。

メリット/デメリット

・鍵がないとログイン不可のため、パスワード総当たり攻撃に強い
・再ダウンロード不可のため、秘密鍵を失うとインスタンスにログインできなくなる

現在はAWS Systems Manager Session Manager を使った、キーペアなしでのログインが主流となっているようです。

今回は練習として新しいキーペアの作成を押します

SCR-20260411-pizn.png

①「キーペア名」を入力します。
②「キーペアのタイプ」はRSAを選択します。
※ED25519は新しい方式で、RSAに比べ[高速・軽量・安全性が高い]といったメリットがありますが、互換性が低く、古い環境(Windowsインスタンスなど)では使えないといったデメリットがあります。
③「プライベートキーファイル形式」は.pemを選択します。
※「.pem」と「.ppk」の違いは鍵の保存形式(フォーマット) で、「.ppk」はWindows(PuTTY)環境で使用する専用の形式のものです。
キーペアを作成を押します。(秘密鍵がダウンロードされると思います)

SCR-20260411-pjht.png

ネットワークを設定する

①「ネットワーク」は今回はデフォルトのVPCを使用します。
(「編集」からVPCを指定することも可能です)
②「サブネット」は今回はデフォルトのサブネットを使用します。
(「編集」からサブネットを指定することも可能です)
③「パブリック IP の自動割り当て」はデフォルトのまま有効化にします。

有効化にすることで、インターネットから直接アクセス可能になりますが、その分、別途IP料金が発生します(約 500円/1ヶ月)

④⑤「ファイアウォール (セキュリティグループ)」も今回はデフォルトのまま使用します。
「任意の場所」からのSSHトラフィックを許可する「launch-wizard-1」という新しいセキュリティグループが作成されます。

SCR-20260411-posf.png

ストレージを設定する

今回はデフォルト(OS用のディスクなので必須)分のみで設定します。

SCR-20260411-pxcm.png

高度な詳細

「削除保護」や「ユーザーデータ」といった、便利なオプション設定を行うことができますが、今回は割愛させていただきます。

SCR-20260411-pyqe.png

インスタンスを起動する

画面右側にインスタンス設定の概要が表示されるので、問題なければインスタンスを起動を押します。

SCR-20260411-pzfl.png

無事にインスタンスが起動されました。

SCR-20260411-qauk.png

後片付け(削除する)

放って置くとどんどん課金されてしまうので、今回起動(作成)したものをすべて削除していきます。

EC2のダッシュボードを確認すると、以下のように最初はなかったリソースがいくつか作成されていると思います。
課金対象と、そうでないものとがありますが、不要なものはすべて削除しておくことが推奨されます。
※今回はインターネット(VPC)関連のリソースはすべてデフォルトのものを使用したため、そちら側で削除するものは特にないと思います。

SCR-20260411-qcqz.png

インスタンスの削除

①EC2インスタンスの画面に移動します。
②作成したサーバーにチェックを入れます。
③「インスタンスの状態」タブを開きます。
インスタンスを終了(削除)を押します。

SCR-20260411-qedn.png

確認ダイアログが表示されるので、終了(削除)を押します。

SCR-20260411-qfdf.png

しばらく経って、「インスタンスの状態」が終了済みになれば、削除完了です。
※削除してから数分~1時間ほどは画面に表示されます

SCR-20260411-qgaz.png

セキュリティグループの削除

①EC2 > セキュリティグループの画面に移動します。
②作成したセキュリティグループ(launch-wizard-1)にチェックを入れます。
③「アクション」タブを開きます。
セキュリティグループを削除を押します。

SCR-20260411-qhfd.png

確認ダイアログが表示されるので、削除を押して完了です。

SCR-20260411-qigh.png

キーペアの削除

①EC2 > キーペアの画面に移動します。
②作成したキーペア(訳あってtest-key2になってます)にチェックを入れます。
③「アクション」タブを開きます。
削除を押します。

SCR-20260411-qjav.png

確認ダイアログが表示されるので、
①画面の指示に従って削除を入力します。
削除を押します。

SCR-20260411-qjvl.png

無事にすべての削除が完了しました

※終了したインスタンスの分(消えるまで数分~1時間ほど)と、デフォルトのセキュリティグループの分だけ1が残っています

SCR-20260411-qkmo.png

0
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?