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PHPでAWS Lambdaを使ってみる

Last updated at Posted at 2018-12-18

概要

この記事はServerless2 Advent Calendar 2018
の19日目の記事になります。

ずっとLambdaについて気になっていたのですが、PHPが対応していない故に手を出せない状態でした。
そんな中、たぶん月刊PHPニュース 2018年11月27日号 | 株式会社インフィニットループ技術ブログでPHP用のサーバレスフレームワークが紹介されていたので、試していきます。

2021/08/17更新
2021年に改めて調べた内容を下記にまとめました。
記事の内容は古いので、こちらを参照いただればと思います。

事前準備

事前にPHPとComposer、Node.jsが動く環境を用意しておいてください。
Composerが早くなるらしいので、下記のライブラリもインストールすると良さそうです。

composerを速くするプラグイン・prestissimoを作った: Architect Note

導入

READMEに従って進めます。

1.serverlessの導入

npm install -g serverless

2.AWSの準備

Lambdaを実行できる準備をします。
事前にアクセスキーを発行してください。

tips
ここで設定するアカウントはAdmin権限のものでは動きませんでした。  
IAMでLambdaの権限を与えたアカウントに設定が必要そうです。
awscliのインストール
# yum install -y python-pip
$ pip install awscli --user

awscliを導入したら、アクセスキー等を設定します。

$ aws configure
AWS Access Key ID [None]: 作ったやつを入力
AWS Secret Access Key [None]: 作ったやつを入力
Default region name [None]: ap-northeast-1
Default output format [None]: json

これでawsの準備はOKです。

3.brefを導入

composer require mnapoli/bref
vendor/bin/bref init

success.png

initとすると下記のファイルが生成される。

bref.php
<?php declare(strict_types=1);

require __DIR__.'/vendor/autoload.php';

λ(function (array $event) {
    return [
        'hello' => $event['name'] ?? 'world',
    ];
});

λは下記の省略形で、本格的に書くと下記になります。

$app = new \Bref\Application ; 
$app->simpleHandler(function (array $event) {
    return [
        'hello' => $event['name'] ?? 'world',
    ];
});
$app->run();

4.brefをデプロイ

先程 init したディレクトリ配下で、下記Commandを実行します。

正常にデプロイが終われば準備完了です。

$ vendor/bin/bref deploy
Serverless: Packaging service...
(以下略)
Deployment success

記載されているendpointにアクセスすると、下記の画面が表示されました。
これで準備は整ったようです。

browser.png

まだAWS Lambdaの箇所に、今回デプロイしたプログラムがありました。
image.png

CLIで試しに実行してみます。

vendor/bin/bref invoke を実行して、 hello world が表示されれば問題ありません。

$ vendor/bin/bref invoke
{
    "hello": "world"
}

ちなみにローカルで実行するときは、普通にphpコマンドを実行で良いようです。

$ php bref.php bref:invoke
{
    "hello": "world"
}

これでPHPからAWS Lambdaを使う準備が整いました。

brefComposer でインストールできるので、実際に導入する際は他のライブラリやFWと連携して使うと良さそうです。

参考

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