はじめに
初めまして!juuunと申します。今回は新形式の基本情報技術者試験合格までの道のりを記していこうと思います。Qiita初投稿で拙い部分もあるかと思いますが、目をつぶっていただけると幸いです。
取得したきっかけ
・自分にエンジニアとしての適性があるのか
・転職の際のアピール
目的としては主に上記の2つです。エンジニアは常に知識のアップデート、新技術のキャッチアップ等、継続的な学習が必要な職種です。他業界で働いている身として、そもそもITについて興味をもって勉強できるのか、自分に適正があるのかの確認の意味も込めて学習を始めました。
また、未経験での転職にあたり、意欲をアピールする手段として、基本情報技術者試験を選択しました。
基本情報技術者試験とは
IPAによると
ITエンジニアの登竜門。ITエンジニアとしてキャリアをスタートするには、まず基本情報技術者試験から受験することをお勧めします。しっかりとした基礎を身に付けることにより、その後の応用力の幅が格段に広がります。
とのことです。
試験時間 | 出題形式 | 出題数 | 回答数 | 合格基準 | |
---|---|---|---|---|---|
科目A | 90分 | 多肢選択式(四肢択一) | 60問 | 60問 | 1000点満点中、600点以上 |
科目B | 100分 | 多肢選択式 | 20問 | 20問 | 1000点満点中、600点以上 |
ちなみにですが、あくまで 国家試験 であって 国家資格 ではないので注意!人に話す際や履歴書に書くとき注意しましょう。
学習時間
まず学習期間としては2024年2月16日~5月6日(試験日)の計81日間を費やしました。
月ごとの具体的な学習時間は下記のようになります。
2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
学習時間 | 17.7時間 | 29.2時間 | 47.7時間 | 19.6時間 | 114.2時間 |
科目Aが50時間、科目Bが64.2時間くらいの配分でした。
勉強方法
①科目Aの参考書を一周する
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和06年
私はこの参考書を利用しました。イラストが多いので初学者には分かりやすく、丁寧に書かれていると思います。
コツは一周にとどめることです。 概要を把握するタイプの参考書は何周もしてもあまり定着しません。ササっと一周して科目Bの参考書に移りましょう。
②科目Bの参考書を解く(理解できるまで!)
情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版
私はこの参考書を利用しました。科目B対策が基本情報技術者試験における学習のメインになります。時間をかけるべき部分なので根気よく取り組みましょう。
この参考書では、慣れるまではトレース推奨だったので、それに倣いひたすらトレースをしていました。事実、本番の試験では全てトレースをしていると間に合わないので、本当に意味があるのかと悩んだ時期もありました。
ですが、気づいたときには最低限のメモ、変数の動きを書き留めるだけで問題が解けるようになっていました。
③科目Bのサンプル問題を解けるようにする
科目Bは科目Aと違い過去問が公開されていません。ただ、IPAがサンプル問題というものを公開しているので、その問題を何度も繰り返し、時間内で解けるようにしましょう。
基本情報技術者試験 科目B試験サンプル問題
↑このサイトの下の方にDLリンクがあります。
このサンプル問題には解説がないので、私はYoutubeを参考にしていました。
文系でもわかる! IT勉強会
この方は公開されている全ての科目Bサンプル問題の解説を投稿されており、かなり勉強になりました。
④科目Aの過去問を解く
科目Aの過去問を解けるサイトやアプリはいくつかあります。機能として間違えた問題にチェックをつけることができれば、どれを使っても大丈夫だと思います。
2024年版 基本情報技術者試験問題集(全問解説)
私はこのアプリで5年分の問題を解けるようにしました。試験を受けた感想として、この5年分という量はかなり最低限だと思います。余裕があればもっと年数を増やした等が安心だと思います。
過去問を解いていると、参考書で見たことあるけどどういうものなのか忘れてしまったワードがたくさん出てきます。私はその都度、参考書の索引で確認していました。①の参考書は辞書のように使うことをおすすめします。
参考書でも見たことがない初見のワードはスマホのメモに簡単にまとめていました。
少し手間ですが、問題を解かずともいつでも見返すことができますし、このまとめる作業が記憶の定着率を高めてくれたと感じています。
試験本番
科目Aに関しては過去問演習をきっちりこなしていれば時間にかなり余裕をもって取り組むことができます。
科目Bは時間との勝負になります。単純計算1問5分で解いていく必要があります。コツとして最初にセキュリティ分野の4問を解いてしまいましょう。おそらく得点源になるので時間が足りず解けなかった、焦ってミスしたという状況を防ぎましょう。
また、2分くらい考えて解法が思いつかなかったら、次の問題に移ってしまう方が良いと思います。
最後に
資格を取得する理由は様々です。知識、仕事を得るチャンスだと思ってとりあえず取得してみることをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。