EVM（アーンドバリューマネジメント）

基本情報技術者試験では出題がない、数少ない用語の一つです。

EVMとは、プロジェクトの進捗や作業のパフォーマンスを、出来高の価値によって定量化し、プロジェクトの現在及び今後の状況を評価する管理手法です。

スケジュールとコストの2つの指標で進捗状況を把握できる点がメリットとなります。

横軸に時間、縦軸に価値（金額）を取ったグラフで表されます。

出典：アーンド・バリュー・マネジメント（EVM）とは何か？見積りを使った分析方法（EVA）と計算方法を解説

EVMの主な指標

EVMでは、3つの指標を使って分析します。

・EV (Earned Value：出来高)：実際に完了した作業の出来高
・PV (Planned Value：計画価値)：計画時の出来高
・AC (Actual Cost：実コスト)：実際に費やしたコスト

そして、現時点での状況評価軸として、以下の2点を見ます

・SV (Schedule Variance：スケジュール差異)：EV-PV
SV<0であれば、進捗が計画より遅れていることを意味します。

・CV (Cost Variance：コスト差異) : EV-AC
CV<0であれば、コストが超過していることを意味します。