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【kintone】JavaScriptでレコード一覧をCSVファイルで出力してみよう

Last updated at Posted at 2020-12-07

CSVをJavaScriptでちょっぴり柔軟に出力したい!!!

と思うことがありますよね。

今日はJavaScriptを出力する機能を作ってみましょう。
ちょっと長め&重めです💦

アプリの準備

kintone アプリストアから、顧客リストを「サンプルデータを含める」にチェックを付けて作成します。
image.png

JavaScript

JavaScript全体のコードはこちら
kintoneのレコード一覧CSVファイルダウンロードするスクリプト

ボタンをつける

こちらの記事を参考にボタンを設置します。
【kintone】アプリの「スペース」フィールドにボタンを設置する

ボタンの機能の中身は↓のようにしておいてください。

//ボタンをクリックしたときの動作
btn.onclick=()=>{
    //CSVダウンロード
    dlCsv();
}

encoding.js

Cybozu CDN
↓こちらを「JavaScript / CSSでカスタマイズ」の設定に追加しておきます。
https://js.cybozu.com/encodingjs/1.0.30/encoding.min.js

CSVを出力する機能を書く

↓こちらを参考にkintoneのレコードをCSVファイルに書き込むようなコードにしてみました。
解説は後述します。

参考:
ファイルをダウンロード保存する方法
ブラウザからjsの配列をcsvとしてダウンロードする。
javascriptで文字コード変換


// 1.CSVファイル生成用
const HEADER =['会社名','部署名','担当者名','郵便番号','TEL'];//CSVに出力したいフィールドのフィールドコード

// CSVをダウンロード
const dlCsv = async ()=>{
    //フィールド名からCSVの文字列データを作る
    const setHeaderData = () => {
        let headerData = '';
        HEADER.forEach(h => {
            headerData += h + ',';
        });
        headerData += '\r\n';
        return headerData;
    };  

    //レコードからCSVの文字列データを作る
    const recordToCsvData = records => {
        let rowData = '';
        records.forEach(r => {
            HEADER.forEach(h => {
                rowData += r[h].value + ',';
            });
            rowData += '\r\n';
        });
        return rowData;
    }; 

    //URLエンコード
    const createDataUriFromString = str => {
        // 文字列を配列に変換
        const array = str.split('').map(s => s.charCodeAt());
        // エンコード
        const sjis_array = Encoding.convert(array, 'SJIS', 'UNICODE');
        const uInt8List = new Uint8Array(sjis_array);
        return uInt8List;
    };  
    
    //2. CSVにしたいレコードを取得する
    const param_get = {
        app:kintone.app.getId(),
        //query:'出力フラグ != 1', // 絞り込みたいときはクエリを書く"出力フラグ = 0" など
    };
    const obj_get = await kintone.api('/k/v1/records','GET',param_get);
    const targetRecords =obj_get.records;

    //3. レコード1件以上だったらCSV出力
    if (targetRecords.length > 0) {

        //4. CSVにするテキストデータを作成
        const str = createDataUriFromString( setHeaderData() + recordToCsvData(targetRecords));

        //5. CSVファイル作成
        const blob = new Blob([str], {type:"text\/csv"});
        const url = URL.createObjectURL(blob);
    
        //6. ダウンロード処理
        const a = document.createElement("a");
        document.body.appendChild(a);
        a.download = "test.csv";//ここすきなファイル名に
        a.href = url;
        a.click();
        a.remove();
        URL.revokeObjectURL(url);

        // // 出力フラグをONにするようなコードはこのへんに
        // let param_records = [~,~, ~,~];
        // const param_upd = {
        //     app:kintone.app.getId(),
        //     records:param_records,
        // };
        // const obj_put = await kintone.api('/k/v1/records','PUT',param_upd);
    }
}

CSVダウンロードの流れ

ざっくり解説ですが、流れとしてはこの順で実行します。

  1. 設定の定数
  2. CSVにしたいレコードを取得する
  3. レコード1件以上だったらCSV出力するIF文(レコード無ければ終了)
  4. CSVにするテキストデータを作成
  5. CSVファイル作成
  6. ダウンロード処理

一つずつ見ていきます。

1.設定の定数

HEADER に、出力したいフィールドのフィールドコードを配列で書いておきます。

// CSVファイル生成用
const HEADER =['会社名','部署名','担当者名','郵便番号','TEL'];//CSVに出力したいフィールドのフィールドコード

2.CSVにしたいレコードを取得する

出力したいCSVの元になるレコードを取りに行きます。
ここで、アプリに「出力フラグ」などを準備しておくと、queryに未出力のレコードを指定できたりします。
たとえばquery:'出力フラグ != 1',など・・・。

targetRecords = obj_get.records;の部分でレコードの配列が代入されます。

参考:レコードの一括取得(クエリで条件を指定)

    //CSVにしたいレコードを取得する(1)
    const param_get = {
        app:kintone.app.getId(),
        //query:'出力フラグ != 1', // 絞り込みたいときはクエリを書く
    };
    const obj_get = await kintone.api('/k/v1/records','GET',param_get);
    const targetRecords = obj_get.records;

3.レコード1件以上だったらCSV出力

2.で取得したレコードが1件以上だったら出力しましょう

    //レコード1件以上だったらCSV出力(2)
    if (targetRecords.length > 0) { ~~

4.CSVにするテキストデータを作成

上の方でたくさん定義してあるCSV作成のための関数を使っています。
関数たちはこちらを参考に書いています。
参考:
ブラウザからjsの配列をcsvとしてダウンロードする。
javascriptで文字コード変換

    //CSVにするテキストデータを作成
    const str = createDataUriFromString( setHeaderData() + recordToCsvData(targetRecords));

5.CSVファイル作成

4.で作ったstrをCSV「ファイル」にします。
5.6.は↓のサイトを参考にしています。
参考:ファイルをダウンロード保存する方法

    //CSVファイル作成(4)
    const blob = new Blob([str], {type:"text\/csv"});
    const url = URL.createObjectURL(blob);

6.ファイルのダウンロード処理

ダウンロードするときは、aタグを隠してクリックして削除するという流れなんですね。勉強になりました。


    //ダウンロード処理(5)
    const a = document.createElement("a");
    document.body.appendChild(a);
    a.download = "test.csv";//ここすきなファイル名に
    a.href = url;
    a.click();
    a.remove();
    URL.revokeObjectURL(url);

まとめ

今回はとにかくダウンロードしてみる。という仕組みを紹介しました。
工夫を加えると、「CSVファイルをダウンロードしたらフラグを立てる」というような仕組みも作れます。
コメントアウト部分も参考にされると良いかもしれません!?

是非挑戦してみてくださいね^0^

以上です。

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