アサーション というコミュニケーション手法に関する本の感想です。
マンガが多く差し込まれていてとても読みやすく、1〜2時間もあれば読める分量でした。入門本としておすすめな印象です。
最近流行りの「ティール組織」で新しい組織の形に移行していこうとする中で3つのブレークスルーがあると言われていますが
- セルフマネジメント
- ホールネス
この2つのブレークスルーにおいては
自分が思っていることが素直に出せる状態
が大事な要素になると思います。※心理的安全性の確保
それは、仕組みだけでどうなるというわけではなく
関わる一人一人が自分に素直にコミュニケーションしていくことが求められるわけでして、そこでこの アサーション について学ぼうと思い読みました。
似たような手法に NVC(非暴力コミュニケーション)があります。
正直違いがよくわからないくらい似たような考え方なのですが、どちらもおすすめです。
NVCの本はちょっとぶ厚めなので、入門としてはこちらの本が良いかもしれません。
以下、キーワードメモ。
アサーションとは
自分も相手も大切にする自己表現
自己表現の種類
- 攻撃的自己表現
- 頼むのではなく命令
- 自信が無いことの現れ
- 頼むのではなく命令
- 非主張的自己表現
- 何も言わない。Noと言えない。
- 思い込みに縛られている状態
- 何も言わない。Noと言えない。
心構え
- オープン
- 自分に素直に
- 傾聴
- 相手への好奇心、聴く
- 追加で一言
- オープン・クエスチョン
- 追加で一言加えることで、会話に幅をもたせる
- 言行一致
- 非言語的な部分(身振り、手振り、表情など)も相手に伝わる
DESC法
D
- 客観的な事実を描写して
- 「予定より10分会議が伸びています」
E
- 自分の気持ちを表現したり、相手の気持ちに共感し
- 「皆さんもそう見えますが、私も疲れてきました。次の会議も控えているので、そろそろ出たいです。」
S
- 妥協案・解決策など特定の提案をし
- 「続きは次回にしませんか」
C
- 断られた時の選択肢も示す
- 「お先に失礼します。」