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# ウイイレのデータ集計自動化してくよ! part1

Last updated at Posted at 2020-01-23

■はじめに

  • 初めまして!ヤジュンです。
    「は?お前誰?」って気になる方は ■自己PR

    今日から「ウイイレ」 x 「エンジニアリング」企画を書き始めます!
    eスポーツが流行する中、自分はeスポーツにどんな価値を作ることができるのか?
    いくつかアイディアが思いついたため、手を動かしてみました。

    本記事記載のソフトウェアは、Pythonで開発しました。 ■参考URL

    ★追記★part2の記事を書きました!記事のリンク


■今回の題材は「データ分析」

  • 「データ分析」は、どのような分野にも需要あります。 これをウイイレでやっていこうと思います。

▼データ分析の流れ

  • ①解析対象の選定
  • ②データの取り込み
  • ③データフォーマットへの整形
  • ④出力
  • ⑤解析(グラフ化、表化など)
  • ⑥考察

  • 大まかに工程はこんな感じ。
    考察のロジック作りで腕が試されますが、時間的コストの大部分は考察以外の工程です。
    考察以外の工程を最適化・自動化することで考察の時間を増やせるようになります。
    今回は、①解析対象の選定~④出力までやってみます!

▼データ解析は難しい?

エンジニアとしての技術が求められる理由
  • データ集めを効率化する技術をプレイヤーは持ってないからです。 手作業で頑張れば行けますが、非効率で絶望すると思います。
プレイヤーとしての技術が求められる理由
  • 考察のロジック形成が稚拙になります。
    その分野を知らない人は、見えるデータからしかロジック形成出来ないからです。
    サッカーやウイイレをしたことない人が、解析結果をどう考察するか予想してください。
    下記のようなことがおきます。本当におきます!笑

    • 解析者 「シュート本数が多い方が点を取りやすい傾向があるので、シュート増やしてください」
      プレイヤ「どうすれば増やせますか?」
      解析者 「データ分析が専門で、シュートの増やし方は分かりません。」

いざデータ解析へ!

①パラメータの選定

  • 今回パラメータとして選んだのは、以下の三枚の画像です。
    ウイイレプレイヤーの皆さんがいつも見ている試合結果です。

    ◆チームスタッツ

    ◆攻撃時エリア

    ◆ボール奪取エリア

②データ取り込み

  • 入力データは画像ですが、欲しいのは文字や数字です。 光学文字認識技術を用いてデータを取得します。 文字の領域抽出やノイズリダクション等も使用しました。

③データフォーマットへの成形

  • データフォーマットは、以下の感じで出力します。

    Param Home Away
    Possession 45 55

    チームスタッツと攻撃エリアは、数値で出てくるので、上記フォーマットに当てはめればいいので簡単ですね。

    問題はボール奪取エリア!
    悩んだ末、ピッチを縦5(1~5) x 横5(A~E)に分割した領域で何回ボール奪取したかをカウントすることにしました。
    ※5等分にしたのは、ペップ監督の5レーン理論に倣ってです。
    こういうデータフォーマットの数値には、根拠を持つことはとても大事です。
    領域ごとにラベリング処理を回して、以下のように出力します。

    Area Home Away
    1A 2 3

④出力

  • 出力先は、csvにします。
    処理が軽いですし、Excel等と比べてデータの扱いが楽です。
    実際に出力されたデータはcsvはこれ!
    ※CSV貼り付けできないみたいで、出力文字データを貼り付けます(泣)変換ツール

    Param Home Away
    Name ヤジュントス しゃおマドリー
    Score 4 1
    Possession 51 49
    Shot 9 5
    Shot on Goal 6 3
    Foul 6 2
    Off Side 4 1
    Corner Kick 2 0
    Free Kick 2 6
    Pass 120 95
    Pass Success 89 58
    Cross 0 1
    Intercept 24 20
    Tackle 4 10
    Save 3 2
    Left Side 13 21
    Middle 60 45
    Right Side 27 34
    1A 0 1
    1B 2 1
    1C 0 1
    1D 0 2
    1E 0 1
    2A 1 2
    2B 3 0
    2C 1 1
    2D 2 1
    2E 0 1
    3A 3 3
    3B 3 1
    3C 3 3
    3D 4 4
    3E 1 4
    4A 1 1
    4B 2 0
    4C 3 3
    4D 2 6
    4E 2 4
    5A 0 0
    5B 0 0
    5C 4 2
    5D 2 2
    5E 3 0

⑤解析 ~ ⑥考察

  • 次回の投稿で、解析用にもAIや統計解析を用いたソフトウェアを作ってみます。
    今回作成したソフトウェアで、試合結果は一瞬で取得できるようになったので、解析が楽しみです!
    to be continued

■プレイヤー自身で解析できるの?

  • 実際に手作業でこのデータを取得する工数を想像してみてください。
    1試合分で10分~1時間弱くらいかかるのではないでしょうか?
    これを毎試合分集めようとすると、疲れちゃいますよね。

    プロゲーマーのときどさんの著書でも書かれていましたが、

    • 「アウトソーシングできるものはアウトソーシングする」

    簡単に言うと分業です。
    「解析に使う時間を練習時間に割ける」 or 「解析結果をFBして練習を効率化」
    することであなたのパフォーマンスを最大化するのです。


■エンジニアリングの可能性

  • 今回作成したソフトは簡単です。 動画解析やリアルタイム分析、対戦相手のリサーチ等も可能です。 ゲームは、「システム」です。 全てのシステムは、言語化・形式化・数値化することが可能です。 あなたの要求にもエンジニアリングで応えられるかもしれません。

■告知

  • ここまで読んでくれたあなた!本当にありがとうございます!
  • テスターを2名ほど募集します。 ※テスター募集は終了しました。
    プロゲーマーや配信者の方で、試合結果を提供してくれる方を2名ほど募集します。
    こちらが求めるのは、数十試合分の試合結果です!
    提供できるのは、数十試合分の試合結果の解析結果等をお送りします!

    ※フラッシュアイディアいっぱいあるため、今後も新しい解析ソフトを作成した場合、
    優先的にテスターとしてお声がけします!


■自己PR

  • 私は、「eスポーツプレイヤー」と「エンジニア」両方の顔を持っています。
    下記は、それぞれでやってきたことを一部抜き出してみました。

    • ▼eスポーツプレーヤーとしてやってきたこと▼
      ・全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 (国体) 準優勝▶ニュース▶試合映像
      ・でんきlooopCup 準優勝 賞金30万円獲得▶試合映像
      ・pes league 2019 myclub gland final elite 優勝 ▶詳細
      など
    • ▼エンジニアとしてやってきたこと▼
      ・生体医工学会シンポジウム2018 ベストリサーチアワード
      「仮想電極分極現象を用いたSpiral Reentry旋回中心制御」▶論文
      ・心筋へ通電印加時の電位勾配を用いて2次元心筋フローマップの導出方法考案▶詳細
      ・画像・信号処理、およびデータマイニングソフトウェア開発 4年
      ・現在は一部上場メーカー R&D部門でソフトウェア開発 2年
      など

      私はeスポーツ業界に未来を感じており、パラレルキャリアを形成したいと考えています。
      私と手を組んで、eスポーツ界でライバルに差をつけませんか?
      興味がある方は以下の連絡先にご連絡ください。

      twitter ID : junya0001000
      ツイッターのDMを解放してます。


■参考URL

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