EC-CUBE4の環境構築続きです。
【EC-CUBE4】①EC-CUBE本体の開発環境を整える(インストール編)
前提条件
- Mac
- PHP7.2がMacローカル環境にインストール済み
- gitがインストール済み
- EC-CUBE4がローカル環境にインストール済み(【EC-CUBE4】EC-CUBE本体の開発環境を整える(インストール編)の続きです)
方針
- データベースはsqlite3を利用
- webサーバーはビルドインウェブサーバーを利用。
構築手順
EC-CUBEがインストールされたディレクトリに移動する。
$ cd path/to/EC-CUBEがインストールされたディレクトリ
現在のブランチを確認します。EC-CUBEでは4.0ブランチがmasterブランチに相当します。
$ git branch -a
* 4.0
remotes/origin/3.0
remotes/origin/3.1
remotes/origin/4.0
remotes/origin/HEAD -> origin/4.0
remotes/origin/co/master
リモートリポジトリを確認します。
cloneしてきたリポジトリのURLが表示されています。
$ git remote -v
origin https://github.com/[GitHubUser(ご自身のアカウント)/ec-cube.git (fetch)
origin https://github.com/[GitHubUser(ご自身のアカウント)/ec-cube.git (push)
EC-CUBE本家のリモートリポジトリをリモートに追加します。
https://github.com/EC-CUBE/ec-cube
$ git remote add upstream https://github.com/EC-CUBE/ec-cube.git
upstreamという名前で登録していますが、お好きな名前でOK
です。
登録されているかの確認をします。
$ git remote -v
origin https://github.com/junpeko5/ec-cube.git (fetch)
origin https://github.com/junpeko5/ec-cube.git (push)
upstream https://github.com/EC-CUBE/ec-cube.git (fetch)
upstream https://github.com/EC-CUBE/ec-cube.git (push)
4.0ブランチを本家からfetchします。
$ git fetch upstream 4.0
From https://github.com/EC-CUBE/ec-cube
* branch 4.0 -> FETCH_HEAD
* [new branch] 4.0 -> upstream/4.0
upstream/4.0のリモート追跡ブランチが作成されます。
最後に開発用の作業ブランチを本家のリモート追跡ブランチ(upstream/4.0)から切ります。
$ git checkout -b test-branch upstream/4.0
Branch 'test-branch' set up to track remote branch '4.0' from 'upstream'.
Switched to a new branch 'test-branch'
開発が終わったら、commitとpushをoriginにプッシュします。
$ git add /path/to/file
$ git commit -m "コメント"
$ git push origin test-branch
あとは、Githubの自分のリポジトリからプルリクエストを送れば完了です。
プルリクエストが送られた時点で、Travis CIのテストが自動的に実行されます。
下記URLは公式ドキュメントですが、わかりやすい図が載っていますので参考にしてみてください。
http://doc4.ec-cube.net/collaboration_githubflow
その他よく使用するgitコマンド
ローカルの4.0ブランチを最新にしたい場合
ローカルの4.0ブランチで
$ git pull upstream 4.0
を実行します。
不要になったローカルブランチを削除
$ git branch -D <削除したいbranch名>
不要になったリモートブランチを削除
$ git push --delete origin <削除したいリモートbranch名>
プルリクエストのブランチをチェックアウトする。
$ hub checkout <pullリクエストのURL>
例:$ hub checkout https://github.com/EC-CUBE/ec-cube/pull/4223
最後に
これでGitHub FlowでのEC-CUBE開発環境が整いました。
次回は【EC-CUBE4】③EC-CUBE本体の開発環境を整える(MYSQL,MailCatcher編)をお送りします。