はじめに
今年のはじめに、クラウド実務未経験である私が1週間の勉強で【AWS Certified Solutions Architect - Associate(以降、SAA)】に合格することができました。
この記事では、勉強法や注意点などを備忘録としてまとめるとともに、同じくSAA試験に挑戦される方の参考になればと考えています。
※この受験後に、以下のAWS試験はすべて一発合格しています。
- AWS Certified Solutions Architect - Associate ←今回の記事
- AWS Certified Sysops Administrator - Associate
- AWS Certified Developer - Associate
- AWS Certified Machine Learning Engineer Associate
- AWS Certified Solutions Architect - Professional
自己紹介
私はシステムエンジニアとして約10年間のキャリアを積んできました。最近は主にアプリエンジニアとして働いており、実務ではAWSに触れる機会がほとんどありません。
受験理由
AWSを採用している開発案件を目にする機会が多くなり、IT業界での市場価値を高めるため、AWSの勉強をしてスキルアップしようと考えました。勉強を始めるにあたり、クラウド経験豊富な先輩に相談し、「単に知識を習得するだけでなく、試験に合格することよって、面談時に自身の知識を客観的に証明できる」というアドバイスを受け、SAAを受験することを決めました。また「クラウドにあまり詳しくない後輩が数日間の勉強でSAAに合格した」という実例を伺い、当初予定していた1ヵ月の学習期間から1週間に変更し、短期間での挑戦に踏み切ることにしました。
試験概要
| 試験名 | AWS Certified Solutions Architect - Associate(SAA-C03) |
| 試験時間 | 130分 |
| 問題数 | 65問 |
| 合格基準 | 720点以上(1000点満点) |
| 料金 | 20,000円(2025/12/21時点) |
※これまでAWS試験を受けたことがある人は、半額のバウチャーが貰えている可能性があるので確認しましょう!
試験申込
まず、学習開始前に試験申し込みを済ませましょう!
わたしはテストセンターを選択して受験しました。事前に参考書やサンプル問題を確認し、必要な学習期間を見込んだ上で試験日を設定することをおすすめします!
→AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03) 試験問題サンプル
※予約した試験時間の24時間前ならスケジュール変更可能です(2025/12/21現在)
試験申込みを一番初めに済ませるべき理由
直前の試験申し込みで苦労したため、事象とアドバイスをまとめました。
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試験日に空きがなかった
いざ申し込もうとした際、試験日が直近すぎたために空きがなく、予約ができない状況に陥りました。もしその状況になった場合は、キャンセルによる空きが発生していないか定期的に予約サイトを確認しましょう。 -
アカウントがロックした
入力ミスや決済の失敗を繰り返してしまった結果、試験アカウントにロックがかかってしまいました…。ロック解除にはカスタマーサービスへ問い合わせが必要となり、対応が遅れると更に時間がかかる可能性があります。そのため、申し込み時にエラーが表示された場合は作業を止めて、まずはエラーメッセージを確認し、適切な対策を講じた上で再度申し込みをしましょう。 -
試験予約の作業にてこずる
アカウントの準備や試験予約に対するフローの理解に時間を要した。初めてAWS認定試験に申し込む方は事前に確認しておくことを推奨します。
テストセンターでの受験を選んだ理由
SAA試験は「自宅でのオンライン受験」と「テストセンターでの現地受験」が選択できます。私は「テストセンターでの現地受験」にしましたが、自分に適した方式で受験すればよいと思います。選択の参考になればと思い、実際にテストセンターで受験してみてどうだったか、メリデメをまとめました。
メリット
- テストセンターで環境が整っているため機械トラブルが発生しづらいと考える
- 自宅で受けるために必要な環境チェックや準備が不要である
デメリット
- 現地へ移動するため渋滞や電車遅延が発生する可能性ある
- 現地へ移動するため移動時間がかかる
- 同じ部屋には別の受験者もいるため気になる
学習スケジュールと教材
以下のように学習をしました。
1日目:サービスの概要を把握する
まずは、AWS Certified Cloud Practitionerの問題集を使用して、AWS各サービスの概要を理解することから始めました。SAAの問題文を読み解くために、サービス名を見たときにその内容が大まかに把握できる程度に覚えることを目標としました。
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【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)
サービスの概要を把握するために購入した問題集、1日目に多くの問題を解きました。問題を解くことで学んだ内容が頭にしっかりと定着し、選択肢も確認することで関連サービスも効率良くに覚えることができました。
2〜5日目:SAA問題集に取り組み、用語を徹底的に調べる
この期間は、SAAの問題集を購入し、実際に問題を解くことで出題傾向に慣れるとともに、出てきた用語や概念を詳細に調べました。単に正解を導くのではなく、なぜ他の選択肢が誤りなのかを考察することで、理解を深め、知識の定着を図りました。
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【公式出題比率同じ】AWS SAA-C03実践模擬問題集(ソリューションアーキテクトアソシエイト)
メインで利用した問題集、一問一答形式で隙間時間にも勉強することができた。
6〜7日目:苦手分野の補強と試験時間の対策
問題集を進める中で浮かび上がった苦手な分野やサービスについては、YouTubeの解説動画や関連サイトの図解を参考にして理解度を高めました。また、試験には時間制限があるため、1問あたりの解答時間や後回しにすべき問題の基準、全体の時間配分を意識して問題を解く練習を行い、試験中に焦らないための対策を講じました。
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【公式出題比率同じ】AWS SAA-C03実践模擬問題集(ソリューションアーキテクトアソシエイト)
2日目に利用した問題集のテストモードにて、当日の試験を想定したテストを実施しました。 -
AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説 ソリューションアーキテクト – アソシエイト
メインの問題集が解き終わったため補足で利用しました。カテゴリー/サービス別に問題がまとまっており苦手分野の補強に最適でした。出題される各サービス内容と出題ポイントが記載されたページもあります。 -
AWS資格 対策講座
解説テキストだけではイメージできないサービスを理解するために利用しました。図解を見ることで理解度が高まりました。コミカルであるため楽しく学習でき、通勤電車や隙間時間の視聴にも最適です。
試験当日
試験本番に臨む前の最終チェックとして、以下の点に注意して準備しました。
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模擬試験の実施
試験当日を想定した模擬試験を実施しました。これにより、実際の試験形式や時間配分に慣れ、本番でのパフォーマンス向上に繋がりました。 -
現地確認(テストセンター受験の場合)
テストセンターで受験する場合は、事前に会場までのルートを確認し、余裕を持った出発時間を設定しました。移動中の不安を解消し、試験当日に焦らないようにするためです。 -
試験注意事項の再確認
試験に必要な持ち物や、持ち込みが禁止されているものを確認しました。
※特に身分証は忘れないようにしましょう。
試験当日の体験談
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受付のタイミング
前日にルートを調べたためテストセンターには余裕を持って到着できたものの、受付を済ませた段階で試験開始となり、予約時間よりも早く受験することになりました。そのせいで少し焦りがでたので、次回は心の準備も整えた上で受付へ向かおうと思います。 -
初見の用語への対応
試験中、知らない用語が出題される場面がありましたが、知っているワードから選択肢を削ることで焦らずに対処することができました。サービスの特徴など部分的な理解でも解答の糸口になると実感しました。 -
シビアな試験時間をクリア
事前に実施した模擬試験の効果もあり、本番では落ち着いて全ての問題を時間内に解くことができました。試験終了時には残り時間は約15分ありましたが、一問一問に固執していたらタイムアップしていた可能性もあります。模擬試験で「今解く」「後回しにする(最後に解く)」「あきらめる」といった判断を迅速に行う訓練を積んだおかげで、当日も計画通りに試験を進めることができ、その重要性を改めて実感しました。 -
試験結果
試験は16時頃に終わり、試験結果は当日の夜21時頃にピアソンのシステム上で確認できました。その後、合格通知のメールも届いておりました。
合格後の振り返りと今後の展望
学習時間と計画
トータルで30~40時間ほど学習を行いました。隙間時間も有効活用して試験勉強に取り組み、事前に立てた学習計画をそのまま実行できたことが、合格への大きな要因となったと思います。
1週間で受験した感想
試験日まで長い期間を設定すると、どうしても余裕ができてしまい、モチベーションが維持しにくいという懸念もありました。そのため、限られた学習時間を最大限に活用し、効率的に知識を吸収するためには、あえてタイトなスケジュールを組むことは効果的だと実感しました。
しかしながら、短期間で受験であったため、「試験に合格するための学習方法」に偏りがちでした。そのため、合格後も知識をより深めるために、学習を継続する必要があると思いました。
なお、人により確保できる学習時間に制限があることや、試験受験料がかかる点も踏まえ、自分に合った現実的なスケジュールを設定することが大切です。
今後の展望
次なる目標は、SAAの上位試験にあたる【Certified Solutions Architect - Professional (SAP-C02)】に合格することです。
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ひとりひとり、勉強する時間や方法は異なるかもしれませんが、どんな小さな学びも必ず今後の糧になると信じています。今後も引き続きAWS認定試験に挑戦していく予定ですので、この記事を読んでくださった皆さんと共に、着実にスキルアップを目指していきたいと思います!
次回はSAPの投稿でお会いしましょう。
