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「ふりかえり」は一体どんな場なのか?

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ふりかえり。

image.png
https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=a60

振り返り・ふりかえり会・振り返り会etc…。
その人やその場の文化などで表記も変わる「ふりかえり」。
(J.Kはひらがなでふりかえり派です)
(改善・カイゼン・Kaizenとかも同様な背景を推察できたりします)

2006年に誕生し、今でも更新されているこちらのガイドでもふりかえり会が登場しております

こちらの書籍でもひらがな表記ですね。

つまり「ふりかえり」とは?

日本人に馴染みがある単語である故に
既視感・既知感を覚えやすいふりかえりですが、
私がアジャイルに触れて、スクラムを実践して、
大きな衝撃を受けたのがこの、
反省会でもない、再発防止策を定める場でもない「ふりかえり」 でした。

何が違うの?

それまでにJ.Kが経験していたのは、
プロジェクトの終わりに行う、節目の儀式のような活動でした。

「アジャイル宣言の背後にある原則」に以下の記載があります。

image.png
https://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html

あえてJ.Kの主観で噛み砕いてみると、
「(たとえばプロジェクトの最中でも)いつでも自分たちのやり方や働き方をよりよくするアイディアはタイムリーに取り込んで試してみよう」
となります。

特定の人ではなく、みんながハッピーになるのが、ふりかえり
一緒に過ごす人が変わったり、取り組む内容が変わったりすると、
過去の再発防止策が役に立つことももちろんありますが、
また新しい別なトラブルが起きたりもします。

再発防止策を考えた頃には、
似たようなシチュエーションは二度と発生しなかったり、
記憶が薄れたり、カイゼンする熱量が薄れたりします。
(ちゃんと再発を防止するための儀式はポストモーテムと呼ばれるプラクティスできちんと追悼する文化も存在しますが、一旦ここからは切り離します。)

タイムリーさは重要

タイムリーさを失った活動は何事も時間の浪費につながりやすいのです。
余談ですが、何度も蒸し返しては「お前のせいだ」と個人攻撃をする環境には居たくないですよね・・・

そう、アジャイルのふりかえりは、
発生したトラブルは仕組みに起因する、だから事実を全員で認識した上で、
みんなでよりよい仕組みを見つけ出していこう! に向かっていくものとなります。
夏場が暑いのは誰のせいにもできないけど、エアコンを導入することでより良い環境で過ごせるようになるよね、そしたらちゃんと買ってもらえるようにしよう!設置するまでの期間はリモートワークを試してみよう!
みたいなことを、日頃一緒に過ごしている人たちとちゃんと建設的に話せる場を作って、実際に行動へと繋げていくのが、私たちの「ふりかえり」です。
(念の為の補足:与えられた環境で働かなければならないケースは実際にとても存在していて、こういう建設的な話がそもそも起こらない職場をたくさん知っています・・・)

おわりに

冒頭にも書いたように、
私はふりかえりを通じて自身の変化や周りの変化と、その凄まじさを体験してきました。
そしてこれは職種などを問わず活用できることもあちこちで実現されています。
改めて、職場の中で行われている「ふりかえり」がどんな場であるのか、確認してみてください。

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