発表会手順書
今回、教室でおこなっているチームでのディスカッションの流れなどを共有します。
1. 発表会の概要
- 実施日:毎週水曜日と金曜日
- 時間:発表時間はチームごとにフィードバックを含めて1人5分程度
- 形式:3〜4人のチームで発表を行う
2. 発表会の目的
- 理解を深めること:学んだことを他の人に説明することで、自分の理解を深めること。
- コミュニケーションスキルの向上:技術的な内容を簡単で分かりやすく説明する力をつけること。
- チームワークの強化:チームでの発表を通じて、お互いに協力することの大切さを学び、連携を深めること。
3. 発表内容
各チームメンバーは次の内容に沿って発表を行います:
- 学んだこと:その週に学んだ内容を簡単にまとめること。
- 活用例:学んだことがどのように役立つか、どんなふうに使えるかを具体的に説明すること。
- 難しかったこと:学んでいて難しいと感じたことを共有し、その解決方法を説明すること。
- 質問やフィードバック:他のメンバーからの質問やフィードバックを受けて、理解を深めること。
発表内容の例
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テーマ:Pythonの繰り返し文について
- 学んだこと:Pythonでの繰り返し文(forループとwhileループ)の使い方や違いについて学びました。
- 活用例:forループを使ってリストのすべての要素を順番に処理したり、whileループを使って特定の条件が満たされるまで繰り返すことができます。
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ソースコードの例:
# forループの例 numbers = [1, 2, 3, 4, 5] for number in numbers: print(number) # whileループの例 count = 0 while count < 5: print(count) count += 1
- 難しかったこと:whileループで無限ループを防ぐために、どのように終了条件を設定するかが難しかったです。
- 質問やフィードバック:無限ループを避けるためのコツや、実際のプロジェクトでの繰り返し文の使い方について質問がありました。
無限ループを避けるためのソースコードの例:
# whileループの終了条件を設定する際のコツ count = 0 max_count = 10 # 終了条件を設定する while count < max_count: print(count) count += 1 # countを増やして終了条件に近づける
4. 使用ツール
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資料作成:
- パワーポイント
- Word
- メモ帳
- 資料の提出:Slackにて提出(提出期限は発表の前日まで)
5. フィードバックの仕方
- 具体的な指摘:良かった点や改善が必要な点を具体的に挙げること。
- 建設的な意見:批判ではなく、どう改善すれば良いか具体的な提案を含めること。
- ポジティブな面も伝える:改善点だけでなく、良かった点も必ず伝えて、発表者のやる気を保つこと。
- 批判・否定を禁止:出された意見に対しての批判や否定はしないこと。
6. ディスカッション注意点
- 批判の禁止:他の人の意見を否定せず、肯定的に受け止めることで自由に発言できる雰囲気を作ること。
- 互いの意見を尊重する:他の人の意見を尊重し、自分と違う意見でもしっかり聞くこと。
- 学びの共有:他の人から学んだことを積極的に吸収して、チーム全体で共有することを意識すること。