Codex CLIスラッシュコマンド46選【2026年7月20日最新版】
更新日:2026年7月20日
Codex CLIでは、入力欄で / を入力すると、モデル変更、権限管理、コードレビュー、チャット整理などをキーボードだけで操作できます。
⭐=日常的に特によく使う、おすすめコマンド
星は公式評価ではなく、実務上のおすすめ度です。
なお、利用できるコマンドはCLIのバージョン、OS、モデル、設定によって異なります。また、Codex CLI、デスクトップアプリ、ChatGPT Webではコマンド構成が異なります。公式Developer commands
最初に覚えたい定番コマンド
初めて使うなら、まず次の8個を覚えるのがおすすめです。
| コマンド | できること |
|---|---|
⭐ /status
|
モデル、権限、コンテキスト残量を確認 |
⭐ /permissions
|
Codexに許可する操作範囲を変更 |
⭐ /mention
|
読んでほしいファイルを指定 |
⭐ /plan
|
実装前に計画を立てる |
⭐ /diff
|
Codexが変更したコードを確認 |
⭐ /review
|
変更内容をコードレビュー |
⭐ /compact
|
長い会話を要約して容量を確保 |
⭐ /new
|
新しいチャットを開始 |
1. モデル・推論・動作モード
⭐ /model
現在のチャットで使うモデルと、利用可能な場合は推論強度を変更します。
たとえば次の表示なら、
gpt-5.6-sol high
使用モデルが gpt-5.6-sol、推論強度が high という意味です。
難しい設計や大規模修正では高め、単純な編集では低めにすると、品質・速度・使用量のバランスを調整できます。
/fast
対応モデルのFastサービスティアをオン・オフします。
今回の画面では「約1.5倍高速・使用量増加」と表示されていましたが、速度、使用量、利用可否はモデルや契約によって変わります。Fastに対応していないモデルでは表示されません。
⭐ /plan
Planモードへ切り替えます。いきなりファイルを変更せず、調査や実装手順を先に整理させたい場合に便利です。
/plan 認証機能を追加するための実装計画を作って
計画を確認してから実装を依頼することで、想定外の変更を減らせます。
⭐ /goal
長時間の作業で維持する目標を設定します。
/goal 認証機能を完成させ、すべてのテストを通す
主な操作は次のとおりです。
/goal
/goal edit
/goal pause
/goal resume
/goal clear
/plan が「作業手順」、/goal が「最終的に達成したい状態」です。
/personality
Codexの話し方を変更します。
環境によって、次のようなスタイルを選択できます。
-
friendly:親しみやすく説明 -
pragmatic:実務的で簡潔 -
none:追加の話し方設定を無効化
コード生成能力やモデルそのものを変える機能ではありません。
⭐ /permissions
Codexが確認なしで実行できる操作範囲を変更します。
たとえば、読み取り専用で調査させるか、ファイル編集まで自動で許可するかを選べます。macOSのシステム権限ではなく、Codexセッション内の承認方針です。
大切なリポジトリでは、最初はRead Only寄りにして、必要に応じて権限を広げるのが安全です。
/approve
自動レビューによって拒否された直近の操作を、1回だけ再試行します。
これは恒久的な許可ではありません。全体的な権限を変えたい場合は /permissions を使います。
/experimental
実験的機能の有効・無効を切り替えます。
正式リリース前の機能が含まれるため、動作や設定名が将来変わる可能性があります。安定性を重視する作業環境では慎重に利用しましょう。
2. ファイルとIDEコンテキスト
⭐ /ide
IDEで現在選択しているコード、開いているファイルなどを次の依頼へ追加します。
/ide この選択範囲をリファクタリングして
ファイル名やコードを毎回コピーして説明する手間を減らせます。
⭐ /mention
特定のファイルやフォルダをチャットへ添付します。
/mention src/auth/login.ts
候補一覧から対象ファイルを選択すると、次の依頼でそのファイルが明示的なコンテキストになります。
⭐ /copy
最後に完了したCodexの回答やプランをクリップボードへコピーします。
通常は Ctrl+O でも実行できます。長い回答を手動選択する必要がありません。
/raw
ターミナルのスクロールバックを、マウスで選択・コピーしやすい生の表示へ切り替えます。
/raw
/raw on
/raw off
これはモデルの非表示推論を表示する機能ではありません。
3. コード変更とレビュー
⭐ /diff
現在のGit差分を表示します。
確認できる内容には、通常次が含まれます。
- ステージ済みの変更
- 未ステージの変更
- Gitで未追跡のファイル
Codexに変更を任せた後は、テストやコミットの前に /diff を実行する習慣をつけると安心です。
⭐ /review
現在の作業ツリーをレビューし、不具合、回帰、危険な変更、テスト不足などを探します。
/diff が「差分を表示する」コマンドなのに対し、/review は「差分の問題点を分析する」コマンドです。
おすすめの流れは次のとおりです。
/diff
/review
⭐ /init
現在のディレクトリに AGENTS.md の雛形を生成します。
AGENTS.md には、次のようなリポジトリ固有のルールを記録できます。
- 使用するコマンド
- テスト方法
- コーディング規約
- 編集してはいけないファイル
- 完了条件
- レビュー方針
新しいプロジェクトでCodexを使い始める際に、一度実行しておくと便利です。
4. コンテキストと使用状況
⭐ /status
現在のセッション状態を表示します。
代表的な確認項目は次のとおりです。
- 使用中のモデル
- 推論強度
- 権限・承認方針
- 作業ディレクトリ
- 書き込み可能範囲
- コンテキスト使用量
- セッションID
- リモート接続情報
問題が起きたときは、最初に /status を確認するのがおすすめです。
/usage
アカウントの使用量を確認します。
環境によっては、次の指定が利用できます。
/usage daily
/usage weekly
/usage cumulative
/status のコンテキスト残量とは別物です。
-
/status:現在の会話で使えるコンテキスト -
/usage:アカウント側の使用量
⭐ /compact
長くなった会話を要約し、コンテキスト容量を確保します。
過去のやり取りが短い要約に置き換えられるため、重要なファイル名、判断理由、未完了事項などが要約に含まれているか確認しましょう。
5. チャットとセッションの管理
⭐ /new
同じCLIを終了せず、新しい空のチャットを開始します。
現在のターミナル表示は残ります。
/clear
ターミナル表示を消し、同時に新しいチャットを開始します。
Ctrl+L との違いは重要です。
-
/clear:画面を消して、新しいチャットを開始 -
Ctrl+L:画面だけ消し、現在のチャットは維持
/rename
現在のチャットに名前を付けます。
/rename 認証機能の実装
後で /resume から探しやすくなります。
⭐ /resume
保存済みのチャットを選択し、以前の作業を再開します。
Codexを終了した後でも、保存された会話履歴から続きを始められます。
/fork
現在のチャットを複製し、別のチャットIDで分岐します。
元の会話を残したまま、別の設計や修正方法を試したいときに便利です。
/side
メインチャットを中断せず、一時的なサイドチャットを開始します。
/side この計画に大きなリスクがないか確認して
小さな疑問や別案の検討が終わったら、元のチャットへ戻れます。
/app
現在のセッションをデスクトップ版Codexで開きます。
ターミナルからGUIへ移動し、同じ会話を続けたい場合に利用します。
/archive
現在のセッションをアーカイブしてCLIを終了します。
会話記録は残るため、後から復元できます。
codex unarchive <SESSION>
/delete
現在のセッションを完全に削除して終了します。
削除は元に戻せず、派生した子セッションも削除される可能性があります。単に一覧を整理したいだけなら /archive を使いましょう。
/exit
Codex CLIを終了します。/quit と同じです。
これはログアウトやセッション削除ではありません。
6. メモリ・スキル・プラグイン
/memories
Codexのメモリ利用方法を設定します。
通常は次のような項目を選択できます。
- 保存済みメモリを利用する
- 新しいメモリを生成する
- メモリを無効化する
将来のセッションにも影響する可能性があります。
⭐ /skills
利用可能なスキルを選び、特定作業用の手順を次の依頼へ適用します。
文書作成、PDF操作、セキュリティレビュー、Webサイト作成など、作業ごとに専用スキルを使える場合があります。
これはスキルの選択コマンドであり、スキルを新規インストールするコマンドとは限りません。
⭐ /plugins
インストール済み、または利用可能なプラグインを閲覧します。
プラグインには、スキル、外部ツール、アプリ連携などが含まれる場合があります。
⭐ /mcp
設定済みのMCPサーバーと、利用可能な外部ツールを確認します。
/mcp
/mcp verbose
verbose を付けると、サーバーや接続状態の詳しい診断情報を確認できます。
/hooks
Codexのライフサイクルフックを確認・管理します。
フックは、ツール実行前後やファイル編集時などに自動処理を実行する仕組みです。内容を確認してから信頼してください。管理者が設定したManaged Hookは、ユーザー側から無効化できない場合があります。
/import
Claude Codeから、対応する設定、プロジェクトファイル、最近のチャットなどを移行します。
ローカル設定やファイルが変更される可能性があります。また、タスク実行中や一部のリモートセッションでは利用できません。
7. エージェントとサブエージェント
/agent
メインエージェントやサブエージェントのスレッド一覧を開き、表示するエージェントを切り替えます。
複数のエージェントが並行して作業している場合に、それぞれの進捗や結果を確認できます。
/subagents
/agent と同じ機能を持つ別名です。
サブエージェントが存在しない場合、切り替える対象は表示されません。
8. バックグラウンドターミナル
⭐ /ps
Codexが現在のセッションで開始したバックグラウンドターミナルを一覧表示します。
それぞれのコマンド、状態、最近の出力を確認できます。macOSやLinux全体のプロセス一覧を表示する通常の ps コマンドとは異なります。
/stop
現在のセッションに属するバックグラウンドターミナルをすべて停止します。
長時間テスト、開発サーバー、監視コマンドなどを一括停止したい場合に使います。
9. ターミナル表示と操作性
/keymap
TUIのキーボードショートカットを変更します。
変更内容は通常、config.toml のキーマップ設定へ保存されます。
/vim
入力欄のVimモードをオン・オフします。
VimのNormalモード、Insertモードに慣れている人向けです。モデルの応答内容には影響しません。
/title
ターミナルのウィンドウ/タブタイトルに表示する項目を設定します。
たとえば次の情報を表示できます。
- プロジェクト名
- Gitブランチ
- モデル
- チャット名
- タスク進捗
⭐ /statusline
Codex CLI下部のステータスラインを設定します。
表示項目を選択・並べ替えでき、設定は通常 config.toml に保存されます。
/theme
コードのシンタックスハイライトテーマを変更します。
表示色だけが変わり、生成されるコードやモデルには影響しません。
/pets
対応するターミナルで表示されるペットを選択します。
/pets
/pets off
作業内容には影響しない装飾機能です。
10. アカウントとサポート
/feedback
Codex開発チームへフィードバックを送ります。
必要に応じてログや診断情報を添付できます。送信前に、パスワード、APIキー、個人情報、機密コードが含まれていないか確認しましょう。
/logout
Codexからログアウトし、ローカルの認証情報を削除します。
共有PCで利用した後や、別アカウントへ切り替える場合に使います。
ステータスラインの読み方
今回表示されていた次の例を見てみましょう。
gpt-5.6-sol high · ~/Documents/attendance · gpt-5.6-sol · attendance · main · Context 20% left · Goal achieved (35m)
| 表示 | 意味 |
|---|---|
gpt-5.6-sol high |
モデルと推論強度 |
~/Documents/attendance |
現在の作業ディレクトリ |
gpt-5.6-sol |
モデル名のみ。最初の項目と重複 |
attendance |
プロジェクト名 |
main |
現在のGitブランチ |
Context 20% left |
会話コンテキストが残り20% |
Goal achieved (35m) |
設定したGoalが達成済み。約35分経過 |
モデルが二重表示されているのは、/statusline で「モデル+推論強度」と「モデル名」の両方が選択されているためです。片方を外せば、よりすっきり表示できます。
迷いやすいコマンドの使い分け
| やりたいこと | コマンド |
|---|---|
| 新しい空のチャットを始める | /new |
| 画面も消して新しいチャットを始める | /clear |
| 現在の会話を複製して別案を試す | /fork |
| 一時的に寄り道して質問する | /side |
| 保存済みチャットを再開する | /resume |
| 会話を残して保管する | /archive |
| 会話を完全に削除する | /delete |
| CLIだけ終了する | /exit |
| 実装手順を考える | /plan |
| 長時間維持する目標を設定する | /goal |
| 全体の承認方針を変える | /permissions |
| 直近の拒否操作だけ再試行する | /approve |
| 差分を表示する | /diff |
| 差分の問題を分析する | /review |
おすすめの実務フロー
日常の開発では、次の順番が使いやすいでしょう。
/status
/permissions
/plan
/mention 対象ファイル
Codexに作業を依頼した後は、
/diff
/review
会話が長くなったら、
/compact
作業が完了したら、
/rename 完了した作業名
/archive
この流れを覚えるだけでも、Codex CLIをかなり安全かつ効率的に使えるようになります。
本記事は、2026年7月20日時点の公式Codexコマンド資料と、今回確認したCLI画面を基準にしています。Codexは頻繁に更新されるため、新機能については公式Changelogも確認してください。