GitHubのリポジトリをForkしても，Fork元のwikiはコピーされません．Fork元（upstreamとします）のwikiをFork先（originとします）に取得する備忘録です．SSHの利用を前提とします．originのリポジトリをローカルにCloneし，デフォルトブランチで作業します．
GitHub（origin）でwikiを有効にします．メニュー右上のSettingsをクリックし，Wikisにチェックを入れます．WikiでNew pageをクリックし，タイトルをHomeにし，本文をtest（何でもよいですが，文字を入力しないと作成できません）にして，saveします．
ローカルリポジトリでoriginのwikiをcloneします．Clone this wiki locallyをクリックすると https://github.com/<user>/<repo>.wiki.git がコピーされますが，これをSSHに書き換えてgit cloneし，<repo>ディレクトリに移動します．github.comのあとは / ではなく，: です．
git clone git@github.com:<user>/<repo>.wiki.git
cd <repo>
Fork元のwikiをupstreamとして登録します．
git remote add upstream git@github.com:<upstream>/<repo>.wiki.git
git remote -v # 確認
upstreamをローカルに取得します．
$ git fetch upstream
$ git branch -a
* master
remotes/origin/HEAD -> origin/master
remotes/origin/master
remotes/upstream/master
upstreamのwikiのブランチ名は不明でしたが，この例ではmasterだったことが分かります．wikiは<repo>とは独立したリポジトリで，ブランチはmasterになるようです．
ローカルをupstreamの内容にresetし，originに強制的にpushします．
git reset --hard upstream/master
git push --force origin master
GitHubのWikiは<repo>のブランチに依存せず，<repo>のすべてのブランチで同じものになります．すなわち，<repo>のブランチ毎にWikiを作成することはできません．