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Claude Code に spellcheck が付いた — 日本語だと9割に下線が引かれる

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Last updated at Posted at 2026-08-19

Claude Code 2.1.235 に spellcheck 設定が付きました。changelog の1行がこれです。

Added an optional spellcheck setting that underlines misspelled words in the prompt input as you type, using your installed aspell, hunspell, or ispell
(任意の spellcheck 設定を追加した。入力中のプロンプトのスペルミスに下線を引く。インストール済みの aspell / hunspell / ispell を使う)

辞書は英語圏のものです。日本語で打つとどうなるかを、有効にする前に測りました。

9割がスペルミス扱いになります。

検証環境: Windows 10 Home 19045 / Claude Code 2.1.235 / hunspell 1.7.0


まず結果

確認したこと 結果
aspell / hunspell / ispell 3つとも未インストール
winget で hunspell を導入 入る(4秒)。ただし辞書は0個
辞書がないときの終了コード 0(失敗として扱われない)
日本語3文を英語辞書で検査 15語中14語(93%)がスペルミス扱い
CLAUDE.mdmd スペルミス扱い

先に断っておくと、測ったのは hunspell 側の判定です。
Claude Code の入力欄でどう見えるかまでは確認していません。
ただし changelog のとおり判定を借りている以上、この結果がそのまま下線になります。


そもそも前提のツールが入っていない

まず自分の環境を見ました。

aspell   : (未インストール)
hunspell : (未インストール)
ispell   : (未インストール)

3つとも入っていません。 Windows に標準で入るものではないので、
有効にしても、そのままでは何も起きないはずです。

winget に hunspell がありました。

winget install --id FSFhu.Hunspell

4秒で終わりました。ここまでは順調です。


入れても、辞書が0個

入った直後に辞書の一覧を見ました。

AVAILABLE DICTIONARIES (path is not mandatory for -d option):

空です。 検索パスも C:\Program files\OpenOffice.org 2.4\... のような古い場所ばかりでした。

辞書なしで動かすと、こうなります。

Can't open affix or dictionary files for dictionary named "default".

しかも終了コードは 0。 呼び出す側からは「エラーなく、指摘ゼロで返ってきた」ように見えます。

英語辞書は別途取ってくる必要があります。

curl -fsSL -o en_US.aff https://raw.githubusercontent.com/wooorm/dictionaries/main/dictionaries/en/index.aff
curl -fsSL -o en_US.dic https://raw.githubusercontent.com/wooorm/dictionaries/main/dictionaries/en/index.dic

これで英語は判定できました。

& helo 11 0: hole, help, helot, hello, halo, hero, ...
& wrold 2 5: world, wold

ただし検証では -d en_US明示指定しています。
Claude Code がどこの辞書を見に行くかは未確認なので、取得しただけで動くとは限りません。


日本語を通すと9割が赤くなる

実際に打ちそうな日本語3文を検査しました。

このリポジトリのテストが落ちているので原因を調べてください
認証まわりのコードを読んで、セッションの有効期限がどこで決まるか教えて
CLAUDE.md に書いたルールが守られていないようです

結果です。

項目
hunspell が区切った箇所 15
正しいと判定 1
スペルミス扱い 14(93%)

分母は日本語の語数ではなく、hunspell が区切った箇所の数です。

通ったのは1語だけ。 しかもそれは日本語ではなく、3文目の英単語 CLAUDE でした。

中身はもっと困ります。

hunspell が出した修正候補
e, s, i, a, n, r, t, o, l, c, d, u, g, m
e, s, i, a, n, r, t, o, l, c, d, u, g, m
md MD, Md, ms, m, d, med, mid, mad, mod, mud
このリポジトリのテストが (候補なし)

助詞の「を」を「e」に直せと言ってきます。 辞書の TRY 行の英字が、そのまま候補になっています。

CLAUDE.mdmd もスペルミス扱いでした。日本語かどうかに関係なく踏みます。


単語の切れ方も壊れている

もう1つ、語の区切り方です。

hunspell が1語と見なしたもの 元の文
このリポジトリのテストが このリポジトリのテストがちているので
ちているので 同上( で切れた残り)

漢字のところで切れて、ひらがなとカタカナの続きが1語になっています。
「このリポジトリのテストが」で1語です。当然、辞書には載っていません。

日本語は語の区切りに空白がないので、英語向けの分割では意味のある単位になりません。
ここは辞書を足しても解決しません。


有効にするかどうか

設定名は spellcheck ですが、公式の設定ドキュメントには載っていません。
現時点では changelog の1行だけが根拠です。

settings.jsontrue"en_US" を渡すと起動はします。ただし存在しない設定名でも同じように起動しました。

{"totally_bogus_setting_xyz": true}   // これでも起動する

受理されたことの証明にはなりません。 値の書式は現時点では分かりません。

判断はこうなると思います。

使い方 どうするか
プロンプトを日本語で打つ 有効にしない。 9割に下線が引かれる
英語で打つ 有効にする価値がある。ただし辞書の導入が別途必要
混在(コード名や .md を含む) md のような語も引っかかるので、うるさく感じるはず

既定では無効なので、何もしなければ今までどおりです。
「便利そう」と有効にする前に、自分が何語で打っているかを考えたほうがよさそうです。


まとめ

  • 2.1.235 で spellcheck 設定が追加された。既定では無効
  • Windows には aspell / hunspell / ispell が入っていない。 有効にしても、まず動かない
  • winget で hunspell は4秒で入るが辞書は0個。しかも辞書なしの終了コードは 0で、「指摘ゼロ」に見える
  • 日本語3文で、15箇所中14箇所(93%)がスペルミス扱い。 通ったのは英単語 CLAUDE だけ
  • 助詞「を」の修正候補は e, s, i, a, n...
  • CLAUDE.mdmd も引っかかる。 日本語かどうかに関係なく踏む
  • 漢字で語が切れるため、「このリポジトリのテストが」が1語として扱われる
  • 公式の設定ドキュメントに記載がない(changelog のみ)

日本語でプロンプトを打つなら、この設定は有効にしないほうがいいと思います。


参考

※ 引用は原文と日本語訳を併記しています。訳は読みやすさを優先しているので、正確な表現は原典をご確認ください。
※ 本記事の計測は hunspell に直接文字列を渡した結果です。入力欄の表示そのものは確認していません。

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