RSSBus Connect は、XML メッセージングベースの次世代データ連携ツールです。以下の連携機能がワンセットになっているサーバー製品です。
・クラウド連携
・ファイル転送
・EDI
・API 管理
この例では、Marketo のLeads 情報をkintone の顧客アプリに挿入する処理を組みます。
RSSBus Connect のダウンロード
https://www.rssbus.com/ から製品をダウンロードします。Windows 版とJava/Linux 版があります。
ビジュアルFlow によるMarketo -> kintone フローのデザイン
RSSBus Connect を起動し、Web コンソールにログインします。
「FLOW」タブを開き、フローデザイナを開きます。
左ペインの「Connectors」からMarketo およびkintone のポートをドラッグして、デザイン画面にドロップします。間に「Map」ポートもドロップします。ポートとポートを線でつなぎます。
#Marketo 側の設定
Marketo ポートのギア印をクリックして、設定画面を開きます。
Marketo のREST Endpoint、OAuth Client Id、OAuth Client Secret を入力します。保存して、テスト接続します。
Mappinng からテーブル・ビューの選択画面を開きます。
Marketo のエンドポイントのリストが表示されるので、今回はLeads を選択します。
OK をおして、どのカラム(フィールド)を同期するかをクリックして選択します。
「Automation」タブで、受送信の設定をします。今回はデータを取得してくる方なので、「Receive」に☑をします。
kintone 側の設定
kintone 側は既存のアプリでもいいですし、新しくMarketo データを同期するアプリを作っても可です。
Marketo の時と同様にRSSBus 側でkintone の接続および同期先オブジェクトを設定します。
マッピング設定
XML ファイルベースのメッセージングなので、サンプルとなるXML ファイルを指定する必用があります。
各ポートの「<>」コード印からXML のサンプルを参照することができるので、ファイルとして保存します。
Marketo XML
<Items>
<Leads table="[Leads]" selectQuery="SELECT [Id], [Company], [Email], [LastName] FROM [Leads]">
<Id key="true" />
<Company />
<Email />
<LastName />
</Leads>
</Items>
kintone XML
<Items>
<______ table="[新しいアプリ]">
<RecordId type="int" key="true" />
<Company />
<Email />
<Last_Name column="Last Name" />
</______>
</Items>
Map ポートのSetting でSource File、Destination File をアップロードして選択します。
Source、Destinatio の項目間のマッピングを行います。
あとはジョブ設定を行って終わりです。
手動で起動
テストのために手動で起動してみましょう。
Marketo ポートを開き、Out ジョブを実行します。
するMarketo からLeads 情報がXML メッセージとしてRSSBus に格納されます。
Output で確認すると、レコードがReceived になっています。
Map ポートの「Send」にレコードが移り、kintone に挿入されるとステータスが「Sent」となります。
kintone 側をブラウザで確認すると、Marketo のLeads データが確かに同期されています。
(おわり)