Claude Codeが画面を操作できるようになった
Anthropicが発表した新機能「Computer Use in Claude Code」。CLIからデスクトップアプリやブラウザを直接操作できる。
「Playwrightの代わりになるのでは?」
実際に試した結論を先に書く。定型の自動化にはPlaywright。探索的な操作にはComputer Use。棲み分けが明確だ。
速度の差:5倍
記事投稿の自動化で比較した。
Playwright: 約3分/件(DOM操作、セッション再利用)
Computer Use: 約15分/件(SS撮影→API→応答→操作の繰り返し)
Computer Useは1操作ごとにスクリーンショットをAPI送信する。テキスト入力100文字でも100回のSS送信が走る。
精度の差:座標 vs DOM
Playwright
// DOMセレクタで確実に要素を特定
await page.click('button:has-text("公開設定")');
Computer Use
「公開設定」ボタンをクリックして
→ 座標(523, 847)をクリック
→ 隣の「保存」ボタンをクリックしてしまった
Computer Useは画面のピクセル座標でクリックする。ウィンドウサイズやフォントサイズが変わると位置がズレる。
コストの差:無料 vs $0.5-1.0/件
| Playwright | Computer Use | |
|---|---|---|
| 月30件の記事投稿 | $0 | $15-30 |
| 年間 | $0 | $180-360 |
じゃあComputer Useは使えないのか?
そうではない。使いどころが違う。
Computer Useが輝く場面
1. コードを書いた直後のUI確認
> localhost:3000をブラウザで開いて、スマホ表示で崩れていないか確認して
テストコードを書く前に、AIに「見て確認して」と言える。開発速度が上がる。
2. 新しいサービスの操作を探索する
Playwrightスクリプトを書く前に、まずComputer Useで操作の流れを把握する。
「Computer Useで探索 → Playwrightで本番化」のワークフロー。
3. ネイティブアプリの操作
PlaywrightはブラウザしかGUIを操作できない。Finder、Excel、Slackアプリ等を操作したい場合はComputer Useが唯一の選択肢。
Playwrightが優れている場面
- 毎日の定型自動化(記事投稿、フォーム入力等)
- CI/CDに組み込む反復テスト
- 高精度なDOM操作が必要な場面
- コストを抑えたい場合
- ヘッドレス実行が必要な場合
実務での使い分け
| やりたいこと | 推奨 |
|---|---|
| 毎日の記事投稿 | Playwright |
| 開発中のUI確認 | Computer Use |
| CIテスト | Playwright |
| 新サービスの自動化検討 | Computer Use → Playwright化 |
| ネイティブアプリ操作 | Computer Use |
| KDP登録 | Playwright(2FA問題あり) |
まとめ
Computer Useは「AIが画面を見て操作できる」点で画期的だが、速度・精度・コストの全てでPlaywrightに劣る。 反復タスクの自動化にはPlaywrightを使い続けるべき。
Computer Useの価値は「探索」と「確認」。開発ワークフローの中で、テストコードを書く前のクイックチェックに使うのが最適解だ。
📘 Playwrightを使った自動化パイプラインの構築方法は Claude Code 全自動化バイブル の第8章で詳しく解説しています。
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