背景
結婚式・披露宴には、各種ペーパーアイテムが必要です。
具体的には、以下のようなものです。
- 招待状
- 座席表
- プロフィールブック
- 料理メニュー
- 席札
それらをすべて紙で印刷するとお金も手間もかかるので、Googleの力を借りてできるだけ(上のリストの席札以外)ペーパーレスにしてみましたので、どのように実践したのかを書いていきます。
招待状
招待状は、皆さんおなじみGoogle Formで作成しました。
最近ですと、LINE等で出席確認した後に招待状を改めて送付・改修という流れが多いかと思いますが、「一度出席確認するなら二度手間では?」と思ったので、Google Form一本に絞りました。
細かい点としては、今回は式場から
- コロナ対策に関する通知
- アレルギーに関する通知
を含めるよう言われたので、それに合わせたフォームにしました。
セクションを区切ることにより、不要な質問(欠席の場合の住所入力など)には回答しなくても良いようにしました。
席次表
席次表は、Draw.ioで作成しました。
パワーポイントでも良かったのですが、サイズや間隔の調整がやりやすそうだと思ったためこちらにしました。
別のPCからも編集できるよう、ファイルはGoogle Driveを利用しています。
最初は気にしていませんでしたが、Draw.ioはDriveとの連携も簡単で便利でした。
料理メニュー
料理のメニューは、ほぼテキストを並べるだけなので、シンプルにパワーポイントで作成しました。
後から思うと、こちらもDraw.ioでも良かったかもしれません。
Glide
各種ペーパーアイテムは、GlideでPWA化して共有しました。
作成したサイトのURLは、QRコードを印刷したカードを置いて共有しました。(結果的にペーパーアイテムが必要になっているのはご愛嬌)
席次表とメニューは画像ファイルとして表示させました。
その他、プロフィールのタブと、ゲストからのメッセージ一覧、動画共有のタブを作成しました。
メッセージに関しては、招待状の回答時にもらっていたので、フォームの回答シートを指定するだけでほぼ完了です。
その他タブに関しては、Glide上でテーブルを作成して、データや画像を指定しています。
注意点としては、
- Freeプランだとパスワードをかけられない(厳密には、かけられるが同時に1人しかサイトを閲覧できない)
- ピンチイン・アウトで画像の拡大縮小ができないスタイルがある
という制限があります。
断念したもの
QR入場
こちらを参考にVue.jsとPythonで途中まで作成したのですが、諸々の事情(一言で言うと面倒になった)により断念しました。式場にWi-Fiが無かったのが痛かったです。
電子マネーご祝儀
2020年夏に起きたドコモ口座問題を受けて、各種決済アプリの銀行からのチャージが停止されてしまい、送金がしづらくなってしまったため断念しました。最近では少しずつ口座利用が再開されているようです。
最後に
全て紙で作ろうとすると時間も費用もかかるので、これから挙式する予定のある方は、各種ペーパーアイテムのオンライン化も検討してみても良いかと思います。
私たちを担当していたプランナーも、今までにここまでオンラインでやろうとした人はいなかったようでしたが、快く対応してくださいましたので、興味があればプランナーに聞いてみると良いと思います。