6
5

More than 3 years have passed since last update.

iPhoneをMacのローカル環境に接続し、Mac版Safariでデバック(Webインスペクタ)する方法

Last updated at Posted at 2020-08-29

ウェブサービスとかを開発していると、エミュレーターでは起きないことが、実機で起きたりすることがままある。
iPhoneのjavascriptの挙動をconsole.logにだしてみたいこともある。
いちいちサーバーにプッシュして実機確認するわけにもいかないので、
ローカル環境にiPhoneをつないで、かつiPhoneのSafariのログをMacで取る方法を調べたが、
WifiにiPhoneを繋げてるとWebインスペクタが使えなかったり、そもそも情報が少なかったりするのでまとめました。

用意するもの

  • Mac(homebrewとかDockerで開発環境があるもの)
  • iPhone
  • ライトニングケーブル
  • wi-fi環境

事前準備

共通

iPhoneと、MacのSafariのバージョンを必ず揃えておく

Mac版Safari

Safari立ち上げ、メニューから、「Safari」>「Safariについて」
MacSafari.png

iPhone版Safari

以下のようにまとめてくださっている方がいるので、参考にしてください
iOSのバージョンと Safariバージョンの対応表

Mac側

  • ローカルの開発環境を立ち上げ見れるようにしておく。
  • wi-fiにつながった状態で、「システム環境設定」>「ネットワーク」を開き、IPアドレスをメモ。(iPhoneの接続で必要) Mac Wifi.png
  • Safariを立ち上げ、メニューより「Safari」>「環境設定」、詳細タブの「メニューバーに開発メニューを表示」にチェック スクリーンショット 2020-08-29 13.51.08.png

iPhone側

  • 設定より「Safari」>「詳細」を開き、「Webインスペクタを表示」にチェック IMG_D7E7FA689565-1.jpeg

やり方

1. Macのローカル環境をiPhoneで表示

MacとiPhoneが同じWifiに接続していることを確認したうえで、
事前に確認したMacのIPアドレスをiPhoneのSafariに入力。(今回は192.168.0.242)
場合によっては、接続に必要なポートも入力。(例 192.168.0.242:8080 など)

ここで表示できない場合は以下をチェック
- Macのセキュリティソフトとかでファイアウォールが動いていたら切る
- Macのローカル環境動いてる(Macのブラウザなどで確認)
- 同じWifi環境に接続しているかどうか

2. 【重要】iPhoneのwi-fi接続を一旦切る

3. iPhoneとMacを接続

iPhoneとMacを接続する。
Macとライトニングケーブルで接続すると、iPhone側に信頼するかどうか出てくるので「信頼する」を選択。

4. Mac版SafariでiPhoneのWebインスペクタをチェック

Mac版Safariのメニュー、「開発」のなかに、自身のiPhoneが表示され、開いているタブが出るので選択。
スクリーンショット 2020-08-29 14.07.44.png

ここで表示できない場合は以下をチェック
- iPhoneロックかかってないか(ロック画面だとタブが出ない)
- Safariはシークレットモードになっていないか(なっていたら通常モードで開いておく)
- Wifiつながったままでないか(WifiつながっていたらiPhoneが出ないので、一旦切って、再度ケーブルを繋ぐ)
- ちゃんと信頼する、選択した?
- ケーブル抜き差ししてみる

うまく行くと、以下のような画面が出ます。
スクリーンショット 2020-08-29 14.16.43.png

5. iPhoneのwi-fi接続を戻す

wifiにつながらないとローカル環境が見れないので、wi-fi接続をオンに戻す。
これで、コンソールでログを取ったりできるようになる。
スクリーンショット 2020-08-29 14.11.04.png
画像はiPhoneのSafariでスクロール、console.logにスクロール値を吐き出している様子。

6
5
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
5