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bundle install時に"[DEPRECATED] The `--path` flag is deprecated"という警告が発生した場合の対応手順

Last updated at Posted at 2020-01-10

はじめに

Bundler 2.1ではBundler 3で使えなくなる機能に対して警告が表示されるようになりました。

参考:【翻訳】Bundler 3アップグレードガイド - Qiita

この関係でBundler 2.1ではbundle install--pathオプションを付けると以下のような警告が発生します。

$ bundle install --path vendor/bundle
[DEPRECATED] The `--path` flag is deprecated because it relies on being remembered across bundler invocations, which bundler will no longer do in future versions. Instead please use `bundle config set path 'vendor/bundle'`, and stop using this flag

この記事ではこの警告に対する対応手順を説明します。

なお、「今日初めてBundlerを使った」というRuby初心者さんは、必ずこの記事を最後まで読んでください!(大事な話が書いてあります)

対応手順

すでにbundle installを実行した場合

警告は出るものの、bundle install実行後も--path vendor/bundleのオプションは記憶されます。
ですので、それ以上の操作は必要ありません。

bundle installをまだ実行していない場合

bundle installをまだ実行していない場合は、bundle installを実行する前にbundle configコマンドで明示的にpathを設定してください。
それから--pathオプションなしでbundle installを実行すると警告は発生しません。

なお、pathの設定方法はglobalとlocalの2種類があります。
従来のbundle install --path vendor/bundleと同じ動きになるのはlocalの方です。

# マシン全体でbundle install実行時のインストール先を
# vendor/bundleに設定する場合(global)
bundle config set path 'vendor/bundle'

# そのプロジェクト内でのみ、bundle install実行時の
# インストール先をvendor/bundleに設定する場合(local)
bundle config set --local path 'vendor/bundle'

# --pathオプションなしでインストールを実行する
bundle install

最後に:でもちょっと待って!!本当にpathの指定は必要?

もしあなたが今までBundlerを使ったことがなく、「ネットで見つけたBundlerの紹介記事を見ながらbundle installをしようとしたら警告が出たので、警告メッセージでググってこのページにやってきた」という人であれば、きっと--path vendor/bundleを付ける必要はありません。

--path vendor/bundleのオプションを付けることを推奨している多くのWeb記事は、その必要性を十分に理解していないものが多いです。

pathオプションは特殊な条件下でしか必要になりません。
ですので、「今日初めてBundlerを使います」というような初心者さんは、 pathを指定せずにシンプルにbundle installを実行してください。

(すでにbundle install --path vendor/bundleを実行した人は、次回からpathオプションなしでbundle installしてください)

この件に関する詳しい話は以下の記事にまとめているので、こちらも読んでもらえると幸いです。

bundle install時に--path vendor/bundleを付ける必要性は本当にあるのか、もう一度よく考えてみよう - Qiita

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