新卒未経験エンジニアが、入社2ヶ月目でクラウド構築の「チームリーダー」になった話
1. はじめに:研修3日、現場は戦場
入社して研修もそこそこに、3日目には「とりあえずこのクラウドプロジェクトに入ってみて」と言われ、インフラチームに配属されました。
プロジェクトはすでに開始から9ヶ月が経過。
数万人規模のユーザーが利用するのWebアプリという、止まることが許されない基幹システム。
しかも、セキュリティの塊のような**閉域ネットワーク(ハイブリッドクラウド)**構成でした。
2. 理想と現実のギャップ
インフラ志望だったので最初は嬉しかったのですが、現実は甘くありませんでした。
気づけば、私はインフラチームのリーダーという立場に。
システム構成図を見た当時の私のレベルは:
- 「ロードバランサー(LB)ってのがあるんだなぁ」
- 「SSL終端……? 終わるの? 何が?」
という、まさに「右も左もわからない」状態。
本来はタスク管理がメインのはずが、タスクを振っても期限内にやってくれず、進捗に遅れが、、、気づけば自分で検証環境やテスト環境を構築し、クラウドの受け入れテストまで担当することになっていました。
3. 「わからないことがわからない」との戦い
環境構築をするにしても、次から次へと疑問が溢れてきます。
- どのミドルウェアを入れればいい?
- バージョンは? ポート番号は?
- バックアップはどう取る? データの置き場所は?
- ルーティングやDNSの設定、NFW(Network Firewall)はどうする?
最初は」「Nginxさえ入れれば、あとは魔法のようにいい感じにやってくれる」と思っていましたが、現実はそんなに甘くありません。一つ一つの設定に理由が必要で、その「正解」を誰も教えてくれないのです。
大事なのは「アウトプットの速さ」
「そんなこともわからないのか!」と怒られるのを恐れず、とにかく早く形にして出すことを意識しました。
怒られる回数が多いほど、それは自分が前に進んでいる証拠だと言い聞かせました。しかし、、、
4. 「聞く力」の重要性(AI時代だからこそ)
わからないことは外部の人や詳しい人に聞きますが、ここで学びがありました。
**「質問の仕方が悪いと、欲しい答えは返ってこない」**ということです。
前提条件や自分の環境を正しく伝えない限り、どんなに詳しい人でも、あるいはAIであっても、的外れな回答しか返せません。
「自分のわかる全開」をぶつけ、何が不安なのかを言語化する。これが環境構築において最も重要なスキルだと痛感しました。
5. 「正解を探す側」から「正解を作る側」へ
これまではどこかに「正解」があると思っていました。
しかし、インフラエンジニアの仕事に限らず、要件に合わせて**「正解を作り出す」**こと。
参考資料はあっても、自分のプロジェクトの「世界」にどう適用させるか。
どこを変えて、どこを残すべきか。
それを判断する責任が自分にあると気づいたとき、不安はありましたが、同時にエンジニアとしての強さを持たないとなあ、、と思いましたトホホ