13
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

小指サイズM5Stack NanoC6のファーストタッチをしてみた

Posted at

M5 Stackシリーズで、新しく小指サイズのM5Stack NanoC6が販売されたので、Arduino IDEでファーストタッチしてみました。

image.png

SoCは、ESP32-C6ということでRISC-Vです。Wi-Fi 6 (2.4GHz)、Zigbee 3.0、Thread 1.3、Matterに対応しているとのこと。(Bluetoothは無い?)
フルカラーLEDと青LED、ボタン、赤外線LEDがそれぞれ1つずつ搭載されていて、外部モジュール接続用にGrove互換コネクタ、PCとの接続や電源用にUSB Type-Cが用意されています。

パッケージ
image.png

表にはボタンとGrove互換コネクタ
image.png

裏には、それぞれのポート名が書かれています。技適マークも書かれてます。
image.png

ATOM Liteとの比較。ATOM Liteでも十分小さいと思ってましたが、その半分無いぐらいです。
image.png

Arduino IDEの設定

Arduino IDEのボード定義で、ESP32が追加されていない場合は、以下の手順で追加します。すでに登録している場合は、5から実施する。

1. 「ファイル」⇒「基本設定」を開く
image.png

2. 追加のボードマネージャのURLを編集するボタンをクリック
image.png

3. 以下のボードマネージャのURLを追記して、「OK」をクリック

https://espressif.github.io/arduino-esp32/package_esp32_dev_index.json

image.png

4. ボードマネージャを開き、ESP32で検索。「esp32」をインストール

image.png

5.「ツール」⇒「ボード」⇒「esp32」⇒「ESP32C6 Dev Module」を選択

image.png

これで、Arduino IDEの設定は完了です。

M5Stack NanoC6用のライブラリをインストール

ピンの定義や初期化処理が用意されているM5Stack NanoC6用のライブラリをインストールすればファーストタッチが簡単です。

1. 以下のURLにアクセスし、ZIP形式のパッケージをダウンロードします。

image.png

2. 「スケッチ」⇒「ライブラリをインクルード」⇒「ZIP形式のライブラリをインストール」からダウンロードしたZIPファイルを選択すればインストールできます。

image.png

Lチカ

ライブラリの中にLチカのサンプルがあるので、それをM5Stack NanoC6に書き込みます。

1. M5Stack NanoC6をUSBでPCに接続するとシリアルポートとして認識されますので、それを「ツール」⇒「ポート」で選択します。
image.png

2. 「ファイル」⇒「スケッチ例」⇒「M5NanoC6」⇒「Basic」⇒「led」を開きます。

image.png

3.書き込みをクリック

image.png

書き込みが完了すると以下のように表示されますが、書き込みが完了した時点で書き込んだスケッチが動作します。

image.png

M5NanoC6裏の青いLEDが点滅します。
image.png

ボタンをお試し

M5NanoC6には、ボタンが付いているのこれの読み込みも試してみます。
サンプルスケッチは、「button」を使用しました。

ボタンを押したり、離したり、長押し、したりするとそれに応じたメッセージがシリアルモニタに出力されるスケッチですが、シリアルモニタへの出力を行う際に「USB CDC On Boot」をEnableにする必要があります。

「ツール」⇒「USB CDC On Boot」⇒Enableを選択します。
image.png

設定後、スケッチを書き込むとボタンの状態に応じたメッセージがシリアルモニタに表示されることが確認できました。
image.png

最後に

まずはファーストタッチで手軽に触ってみましたが、ATOM LiteやMatrixで試したようなことは、同じ様にできるはずなのとMatterに対応してるとのことなので、Amazon Echoとの連携とかもできそうですね。
だいぶ小型なので、ちょっとしたところにも仕込めそうですので、いろいろ試してみたいと思います。

13
5
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
13
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?