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Wio LTEにe-DISPを接続する

Last updated at Posted at 2018-01-04

以前の記事でちらっと紹介したe-DISPですが、そのバージョンが廃版となっていたので、ほぼ使い方同じで新しく販売されているe-DSIP4を購入したのでWio LTEに繋いで試してみました。
ついでにライブラリも作ってみたので、紹介します。

#e―DISPとは
解像度が320×240のフルカラー液晶のモジュールで、UARTのTXだけで英数字や漢字を表示したり、図形や画像を表示することができます。また、アンプを繋げればWavの音も鳴らすことができます。

image.png

image.png

裏にmicroSDカードスロットが付いているので、画像(jpg、png、bmp)や音声(wav)はそこから読み出すようになっています。

#Wio LTEとの接続方法
インターフェースはUARTで問題無いですが、e-DISPの電源は5Vです。そのため、Groveコネクタをe-DISPに繋げるだけでは動作しません。Co2センサーの記事で行ったようにする必要があります。
今回は、小型の昇圧型DC-DCコンバータを使ってみました。
ストロベリーリナックスで販売されているTPS61230A 昇圧型DC-DCコンバータモジュール(5V 2.5A)というモジュールです。
単純に3.3Vを入れると5Vが出てきます。
image.png

e-DISPにもGroveコネクタ付きの線を付けて接続しています。
image.png

#ライブラリの使い方
e-DISP用のライブラリはGitHubにアップしてあります。

使い方は簡単です。
先ほどの、あけおめを表示しているスケッチは次の様になっています。

#include <WioLTEforArduino.h>
#include <eDisp.h>

eDisp dsp;
WioLTE Wio;

void setup() {
  Wio.Init();
  Wio.PowerSupplyGrove(true);
  dsp.begin(&Serial);
  delay(10000);				// オープニング画面を非表示にしている場合は不要です。
  dsp.cls();
  dsp.setTextCursor(3,4);
  dsp.printf("明けましておめでとうございます");
  dsp.setTextCursor(3,5);
  dsp.setTextColor(eDisp::TextRed);
  dsp.printf("本年もよろしくお願いします!");
  dsp.fillRect(0,180,140,5,0x00DFDF);   // 塗りつぶしの四角形を表示
  dsp.fillRect(0,200,160,7,0x00FFFF);   // 塗りつぶしの四角形を表示
  dsp.fillRect(0,220,320,10,0x0000FF);  // 塗りつぶしの四角形を表示
  dsp.fillCircle(260,200,80,0xFF0000);  // 塗りつぶしの円を表示
}

void loop() {
}

画像を表示させる場合はmicroSDカード上にImageというフォルダを作り、その中に1~255のファイル名で画像ファイルを置いて、以下の様にスケッチを書けば表示されます。

#include <WioLTEforArduino.h>
#include <eDisp.h>

eDisp dsp;
WioLTE Wio;

void setup() {
  Wio.Init();
  Wio.PowerSupplyGrove(true);
  dsp.begin(&Serial);
  delay(10000);				// オープニング画面を非表示にしている場合は不要です。

  dsp.drawSdPicture(0,0,1);             // 1の画像ファイルを表示
}

void loop() {
}

#最後に
e-DISPの機能は紹介した以外にもあり、ライブラリはとりあえず自分で必要な機能のみを実装しました。もし足らない機能があれば追加して是非プルリクを!

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