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Day 7

Raspberry Pi OS Bullseyeにenebular-agentをインストールする

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Debian Bullseyeをベースとした、Raspberry Pi OSが2021/10/30にリリースされました。

image.png

このRaspberry Pi OSにenebular-agentをインストールしようとするとエラーが起こり、インストールができません。
これは、インストーラーの問題によるもので、現在、対応を予定していますが、インストーラーではenebular-agentがインストール出来ないのが現状です。
インストーラーを使用しないで、手動であればインストールできますので、その方法を解説します。

enebular-agentの手動インストール

enebular-agentは、githubにソースコードが公開されています。githubからソースコードをダウンロードし、npmでインストールすれば、インストールできますが、素のRaspberry Pi OSにインストールするためには以下の手順で、モジュールを事前にインストールする必要があります。

$ sudo apt install -y cmake

次にNodejsとnpmをインストールしますが、ここではnを使用して、enebular-agentでサポート対応しているNodejs v2.22.5をインストールします。

$ curl -L https://git.io/n-install | bash
$ sudo ./n/bin/n 12.22.5

enebular-agentのソースコードをgithubからクローンして、インストールしていきます。

$ git clone https://github.com/enebular/enebular-runtime-agent.git
$ cd enebular-runtime-agent
$ cd agent
$ npm ci && npm run build
$ cd ..
$ cd node-red
$ npm ci
$ cd ..
$ cd port/awsiot
$ npm ci && npm run build

enebular-agentはenebularとの接続にAWS IoTを使用します。インストーラーを使えば、自動的に設定されますが、手動で設定します。
設定方法については、AWSIoTの環境をセットアップするを参照下さい。

enebular-agentとAWS IoTを接続するための設定方法は、enebular-agentとAWSIoTの接続設定を参照下さい。

enebular-agentを動作させる

enebular-agentは、./enebular-runtime-agent/ports/awsiot/のパスの上で、以下のコマンドで起動します。

$ DEBUG=info npm run start

最終的に以下のように表示されれば、正常に起動しています。

internal: aws-iot: Connected to AWS IoT
internal: aws-iot: Thing shadow registered

最後に

とりあえず、enebular-agentが動作することが確認できました。ちなみにこの手順では、enebular-agentのリモートメンテナンスの機能は使用できません。
その他の機能もすべて確認はしていないので、その点はご了承下さい。
フォルダのパーミッション設定やアプリケーションが動作する権限もインストーラーでインストールされるものとは異なります。

※本記事は、enebular公式に動作を保証するものではありません。

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