半年ぐらいまえの話ですが、エンジニアで稼ぐために大切な13のコトというような記事がQiitaに上がってきました。
読んでみての自分の感想は、「納得はするけど、個人的に同意はしない」というところでした。
何を目指すのか
冒頭に掲げた記事の場合、タイトルからして「エンジニアで稼ぐために」となっています。そういう視点で見れば、この記事が挙げる内容は、実に合目的的な指摘となっています。会社員の枠から考えていてはおぼつかない、それも間違いないことです。
ただ、自分の場合、前提となる「エンジニアで稼ぐ」というところを目的としていないのです。というのも、大学時代に精神的なもので潰れかけた経験をしてしまって、それ以降は自分自身にかけられる精神的負荷の限度が下がった状態となっています。たとえ現在の数倍稼げる環境だとしても、精神的負荷が限度を越えてしまうようなら何の意味もありません。
なにはともあれ、「今の環境で働く理由」もしくは「こんな環境になら移動したいという基準」は考えておく必要があります。そして、今の環境に不満があるなら、
- 環境を変える努力をしてみる
- 今の環境の納得できる点を探す
- 別な環境に移っていく
などの選択肢を取る必要があります。「何も考えず、ただ日銭のためだけに働く」のではそれがただ続くだけです。
日々の仕事でも
プログラマーとして日々の仕事をしていく中でも、この実装、この書類作成は「何のために」行うのか、考えてするのと考えずにただこなすのでは結果が違ってきます。プログラム関係でも、「20%の実装で80%の効果を得られる」ような場合が多々あって、本当に100%まで持っていくことにどれほどの意味があるのか考えておかないと、結局は本質的でないところに労力を注入してしまうことになってしまいます。
おわりに
なにが君のしあわせ なにをしてよろこぶ
わからないままおわる そんなのはいやだ!
(やなせたかし「アンパンマンのマーチ」より)