最近はgemで何でもかんでも入れてしまうのであまり意識していないかもしれませんが、Webrickなど、標準添付のライブラリの中にも高機能なものがあります。
なんだこれ?
標準機能を拡張するものや、あると便利なものなど、ライブラリにもいろいろあるのですが、ファイル一覧を何気なく見ていると、気になるファイルがありました。ubygems.rb
…一瞬見間違いかと思いましたが、たしかにuから始まるところに並んでいます。いったい何者なのでしょうか。
中身=ネタばらし
中身を見れば一目瞭然なので、全部転載します。
ubygems.rb
# This file allows for the running of rubygems with a nice
# command line look-and-feel: ruby -rubygems foo.rb
#--
# Copyright 2006 by Chad Fowler, Rich Kilmer, Jim Weirich and others.
# All rights reserved.
# See LICENSE.txt for permissions.
#++
require 'rubygems'
どういうことかと言えば、rubyのコマンドライン実行の際に、-rxx
というようにすると、require 'xx'
をしたのと同様に動くというコマンドラインオプションがあって、このubygems.rb
があることで、**-rubygems
**と綺麗に呼び出せる、という寸法です。
もっとも、Ruby 1.9以降ではRubyGemsは自動的に呼び出されるようになったため、-rubygems
引数を実用する必要はなくなっています。