PHPは、PHP3時代に、イスラエル工科大学の学生だったZeevとAndiによって抜本的に書きなおされました1。だからといってどうということはないのですが、プログラム側からそれを認識できる場面も、2箇所ほど存在します。
Unexpected T_PAAMAYIM_NEKUDOTAYIM
PHPでプログラムを書いていると、誤記でUnexpected T_STRING
のようなパースエラーを起こしてしまうようなことも、少なからずあるとは思います。ですが、ある時に、プログラムのミスで吐いたエラーが、Unexpected T_PAAMAYIM_NEKUDOTAYIM
という、まさしくエラーメッセージ自体がUnexpectedなものでした。
エラーメッセージを読むことすらできないので、ぐぐってみたのですが、ちゃんとPHPマニュアルに説明がありました。
なぜダブルコロンに Paamayim Nekudotayim という名前をつけたのか、 ちょっと奇妙に感じられるかもしれません。 しかし、Zend Engine 0.5 (PHP 3のエンジン) を 書いている時に、Zend チームはこう呼ぶと決めたのです。 この奇妙な名前は、実はダブルコロンを意味するヘブライ語なのです!
かくしてこのような名前が生まれ、(ヘブライ語を解さない)多くのPHPerを混乱に陥れる結果となっているようです。
基準地点
どういう需要があるのかはあまりわからないですし、真面目に計算するなら自前の計算式を持ってくる場面でしょうが、PHP 5には、日の出日の入りを計算する、date_sunrise()
、date_sunset()
という標準関数があります。
で、当然ながら地点によって日の出・日の入りの時間は違うわけですが、PHP側でそのデフォルトを指定できるようになっています。そして、デフォルト値自体にもPHP標準の設定があるのですが、
- date.default_latitude = 31.7667
- date.default_longitude = 35.2333
という妙な値になっています。Google Mapで当該地点を見てみると、ここは東エルサレムのまっただ中、正確な意味合いはよくわからないのですが、嘆きの壁よりは南側の地点でした。
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この2人の名前からZendという名称が生まれています。 ↩