Excel で Markdown 用のテーブルを記述する、だらしない方法

Markdown でテーブルを書くのって地味に面倒です。

記法はそう凝ったものではありませんが、データを管理するのが少しつらい。

列の幅を整えるなどして整理しておかないと後からテーブルを読みづらく、編集もしづらい。列の内容が列の幅に影響を与えるので、たった 1 行の書き換えが全行の修正に発展することも珍しくありません。

しかし、つくりは単純。

MarkdownTable

列名|列名|列名
---|---|---
内容|内容|内容
内容|内容|内容

これだったら Excel のような表計算ソフトを使えば簡単に書けるんじゃないか。

そうすればデータの管理もやりやすくなる。

はず。

…。

ということで、試してみました。

環境

制作

• Microsoft Excel 2007

Markdown 変換

• Qiita
• MarkdownPad 2

記述ルール

こういう感じのルールで書きます。

• 列の区切りは |
• 2 行目の各列には 3 つ以上のハイフン --- を入れる
  • Excel 上で - 記号は特別な意味をもつので正確には '--- と入力する
• 列の内容は自由
  • ただし | や改行の使用は避ける
  • セルに改行を含めたい場合は、セル内に直接 <br> タグを記述する

制作・変換

Excel 上の記述

列名	|	列名	|	列名
---	|	---	|	---
内容	|	内容	|	内容
内容	|	内容	|	内容

だらしない。

Excel 上で見るともっとだらしない。

Markdown ソース化

Excel から外部エディターやテキストボックスにコピペ。

CopiedFromExcel

列名  |   列名  |   列名
--- |   --- |   ---
内容  |   内容  |   内容
内容  |   内容  |   内容

'--- は --- でコピーされ、各セルの間にはタブスペースが入ります。

変換

上記のタブスペースだらけの文字列を、一切加工せずに Qiita や手元の Markdown 用エディタで変換します。

列名	列名	列名
内容	内容	内容
内容	内容	内容

成功。

余分なタブスペースも構造に影響を与えず、きちんとテーブルが生成されました。

これで少し、テーブルの制作・管理がラクになりそうです。