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TeraTermでトンネリングしてWinSCPでファイル転送する方法

Last updated at Posted at 2019-06-20

踏み台を介さないと通信できないサーバに対して
TeraTermでSSH転送(ポートフォワード)してから
WinSCPでファイルを転送する方法です。

A:ローカル
B:踏み台
C:リモートホスト

だとすると、

AからCにファイルを転送することができます。

僕自身、恥ずかしいことに、インフラに携わっていながらこのやり方を
知らなかった理由は
2つのアプリが設定を共有するという事実が想定外だったからです。

同じく知らない方のためにやり方をご説明します。


###◆手順
①TeraTermで設定を行う
②WinSCPで設定を行う
③ファイルを転送する

とっても簡単です!

図にするとこんな感じです▼
ssh_port_forward.png
自分のPC: localhost 踏み台サーバ: 172.20.0.1 目的のサーバ: 124.68.0.1
この環境でSSH転送をしてローカルから目的のサーバ(124.68.0.1)に
WinSCPでファイル転送します。
※尚、踏み台サーバと目的のサーバは同一セグメントのプライベートIPが
振られている必要がある、、、と思います。


###◆設定方法

####①TerraTermでSSH転送設定する
TeraTerm > 設定 > SSH転送 > 追加
teraterm_ssh.png
・ローカルのポート: xx22(末尾22の任意の番号)
・リモート側ホスト: 目的のサーバのグローバルIP
・ポート: 22

上記の様に設定を投入。
完了したらOKします。

※TeraTermを複数開いている場合は、どのウィンドウで設定を行っても構いません。
ただし、セッションを終了あるいはxボタンでウィンドウを閉じると設定も消えます。
従って、設定を投入したウィンドウは、誤ってexitしてしまわないように
設定ダイアログもそのまま開いておくことをオススメします。

####②WinSCPで設定を行う
続いてWinSCPでセッションとトンネル設定を行います。

セッション設定
scp_session.png
・転送プロトコル: SFTP
・ホスト名: 踏み台サーバのプライベートIP
・ポート番号: 22
・ユーザ名: 踏み台サーバの管理ユーザ
・パスワード: 踏み台サーバのパスワード

トンネル設定
設定 > 接続 > トンネル(バージョンによっては”詳細設定から”)
scp_tunnel.png
・「SSHトンネルを経由して接続」を選択
・ホスト名: localhost
・ポート番号: 6022
・ユーザ名: ローカルの管理者
・パスワード: ローカルのパスワード


以上です。
これにより、TeraTermで指定した6022番ポートを使って
WinSCPもファイル転送ができるようになります。

WinSCPでも”トンネル”という設定があるため
「WinSCPで接続できない~!」という躓き方をした僕にとっては
実はTeraTermでの設定が必要だったというのは意表を突かれました。
僕だけなんでしょうか??

※未熟な者で、何か間違いがあったら教えて頂けると幸甚です。

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