はじめに
Tableauでは、ファイルやデータベースから読み込んだテーブル同士を関連づける機能がいくつか用意されています。それぞれどのような機能なのか、どのように使うのかについてまとめました。
ユニオン
結合
-
概要
同じデータベースにテーブルがあり、粒度が同じ場合にデータ同士を1対1で結合する
(粒度が違う場合や1対1でなくても使用できるが、値が重複してしまうため注意が必要)
内部結合、左外部結合、右外部結合などが行える(事前に不要なデータを除外できる)
-
使用例
トランザクションデータ(日々の蓄積データ)とマスターデータ(あらかじめ定義されたデータ)の結合
-
使い方
- 1つ目のテーブルをダブルクリックする
- 1つ目のテーブルの隣に2つ目のテーブルを持っていくと結合される
- 結合の種類や結合に使うキーを選択する (結合の種類はSQLのJoinと同じ考え方)
- 結合した状態で利用できる
ブレンド(ブレンディング)
-
概要
違う粒度のデータをワークシート上で集計してから結合する
ワークシートごとにデータの結び付け方(関連付けする項目)を変更できる
パブリッシュされたデータを繋げることも可能(ただしパブリッシュは不可)
-
使用例
日毎の実績と月毎の目標値の結合
-
使い方
- 1つ目のテーブルを接続した後、新しいデータソースで2つ目のテーブルを接続する
- シートで1つ目のテーブルを可視化する
- 2つ目のテーブルのデータをそこに可視化する
同じ項目名であれば自動でデータが接続されます(鎖のアイコン)が、接続されない場合はメニューからブレンドリレーションシップの編集で繋げたい項目を選択する
リレーションシップ ※Tableau Version 2020.2以降
-
使用例
トランザクションデータ(日々の蓄積データ)とマスターデータ(あらかじめ定義されたデータ)の結合
日毎の実績と月毎の目標値の結合
-
結合イメージ
ブレンドと同じ
-
使い方
- 1つ目のテーブルの隣に2つ目のテーブルを持っていくと結合される
(結合と違ってダブルクリックしない)
紐づき部分(上記オレンジの線)を選択すると左下で結合できる項目を選択できるようになるので、必要に応じて変更する
- 結合した状態で利用できるので、可視化する
さいごに
リレーションシップは、結合やブレンドでできることの多くを簡単に実現できる機能です。
初級者は迷ったらまずリレーションを使ってみることをお勧めします。
細かい説明は下記サイトに記載されています。
https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/relate_tables.htm
用途に応じてそれぞれを使い分けられるようになっていきたいです。