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HHKB(Happy Hacking Keyboard) Professional2を静音化してみた


HHKB静音化

Happy Hacking Keyboard Professional2には、普通のモデルとType-S(静音化)モデルがあって、後者の設計に関してはType-Sのpdfで説明されていました。

スクリーンショット 2018-04-27 0.05.39.png

これを見る感じ、


  • キーの支柱部分の径が少し大きめに変更されている(もしくは天板の内径が少し小さめに変更されている)

  • 0.2mmほどの緩衝材がはさまれている

の2点がType-Sの主な変更点かと思われるので、Professional2を静音化するというのは、上記2点を行うことになります。


方法

これに関しては、既にProfessional2の静音化をしていた方が結構いて、顎間ゴム(orthodontic elasticsで調べると購入できそうなサイトがたくさん出てくる)やOリング、1mmのゴムシートを外径10mm/内径8mmで切り取って使用する方法が見つかりました。

今回は、Oリングを使用する方法を採用することにしました。

理由としては、Type-SのキーストロークはProfessional2比でおそらく-0.2mmなのでなるべく小さめの顎間ゴムもしくはOリングを購入する必要があったのですが、顎間ゴムの高さが調べきれなかったので、線径が選べるOリングを選択しました。


Oリングのサイズ

顎間ゴムやOリングを使用した方法でネット上に転がっている記事では、内径が3/16inch(約4.8mm)の顎間ゴムや内径4.5mmのOリングを使用する方法が主流だったのですが、事前にこれをはめる部分の外径が約8mmだという情報と、Type-Sの緩衝材がおそらく0.2mmであろう情報を調べていたので、O-Ring.comというサイトで、線径0.5mm/内径5.0mmのOリングを注文しました。


分解


キートップ

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まずはキートップを外していきます。スペースキーの裏にはスプリングが1つ入っているので、取り外す時に注意してくださいね。

全て取り外すとこんな状態です。改造が終わったら元に戻さなければならないので、下の写真のように元の配列通りに並べておくことをお勧めします。

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裏蓋

キートップが取り外せたら、本体を裏返して、上にある3つのプラスネジを取り外して、上側を持ち上げて裏蓋を外します。下はツメで引っかかっているのと、配線があるので無理やり取り外さないようにしましょう。ネジは無くさないように一箇所にまとめておきましょう。

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そうすると、下の写真のように2つの基盤が配線でつながっているので、こちらを取り外していきます。両端のくぼみをマイナスドライバーなどで少しずつ浮かせていくのがいいと思います。この工程が一番こわいです。笑

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配線を外すと上の写真のようになるので、次は基盤にある小さいネジをとっていきます。ネジ山をなめて潰さないように気をつけてください。


基盤

ネジを取り外しても、そのまま基盤を外さずに、一度基盤が下に来るように裏返してからそっと外しましょう。

理由は基盤の上にバネなどが乗っているのですが、固定されていないので逆向きに取り外すと戻すのが大変そうです。

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軸の取り外し

軸は表側からコインなどで押し出せば取り外せるのですが、その際どう頑張ってもツメが欠けます(下図)。見づらいですが、軸の右下にあるめちゃくちゃ小さい黒い点が欠けたツメです。

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ツメは欠けますが機能的には全く問題なく使えるので大丈夫なのですが、おそらくこれをやると完全にメーカーの保証外になるので、不安な方は逆の手順で戻しましょう。(特に今回みたいに新品を買って分解して失敗した時とか。)

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Oリング

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これが今回注文したOリング。さすがに線径0.5mmはかなり小さいです。

これを上で取り外した軸にはめていき、逆の手順で元に戻していけば静音化完了です。


効果は?

体感少しだけ静かになった気がしますが、Type-Sと同等になったかというと...な気がします。

ちょっとこれはそのうち知り合いのProfessional2を借りてそのうち比較動画でも撮ろうかと思います。


あとがき

hhkb.png

実は今回改造していくHHKBは今まで使っていたものではなく新品を購入して即分解しました。笑

なので壊れたら相当ショックでした(財布なくす並みのショックがありそう)がうまく成功してよかったです。

hhkbopen.png

過去にはRealforce,Majestouchと購入してきたのですが、HHKBの箱が最も軽く小さいです。カフェなどで使う用途を考えている場合、HHKBは最高のキーボードだと思います。

ちなみにこの静音化の改造には約1時間強かかったので、エンジニアの時間価値を考えるとType-Sを購入しても大差ないと思われます。

とはいえType-Sには黒色のモデルがないため、僕のようにどうしても黒色のモデルがほしい場合、


  • Professional2 + 静音化改造

  • Professional2 & Type-Sを購入し中身入れ替え

という選択肢しかないので、この場合安いのは前者でありこの改造を行った次第です。

5万円くらい余裕で払える方はぜひ後者に挑戦してみてください。

もしくはType-Sもう使ってなくて寄付してくださる方がいましたらTwitterなどで連絡いただけると幸いです。

あと、これはみなさんが書かれていることですがこの記事は改造を助長するものではないので、改造も自己責任で行ってくださいね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!