KeysightのPC用アプリにBenchVueがあります。最初ベータ版でリリースされ、その後、有料になりました。昨年は、毎年費用を払うサブスクリプションになっています。だったはずですが、今はよくわからない体系になっているようです。ころころライセンス形態が変わっているので、利用される方は、最新の情報を調べてください。
ここではベータ版を使います。
オシロスコープ、発振器、DMMなど、最近の機種ではそれぞれ対応したモジュール?ライセンス?があります。さらに、測定の手順をGUIで記述できるアプリも用意されています。GPIBとかまったく気にせずに使えます。予算さえあれば。
###オシロスコープでデータをエクスポートする
BenchVueでオシロスコープのDSOX3012Tを認識させます。このオシロスコープはUSBが標準で用意されています。PCとUSBケーブルで接続します。
右下のエクスポートをクリックします。
現在のトレースをキャプチャをクリックします。
###matlabで読み込む
「1 DSO-X 3012T USBInstrument1.mat」というファイル名で保存されていました。これを、matlabのライブエディタのフォルダにコピーします。
プログラムです。
clear
load("1 DSO-X 3012T USBInstrument1.mat")
disp(Trace_1)
figure
plot(Trace_1(:,1),Trace_1(:,2));
title('wave');
xlabel('Time(sec)');
ylabel('Voltage (V)');
grid on;
ローパス・フィルタをかけました。
lowpass(Trace_1(:,2), 10 ,1000)