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日記;回すだけ⑤TwinCATで回るモータを見える化

Last updated at Posted at 2021-07-02

 前回、TwinCATのMOTIONでモータを回しました。ここでは、TwinCATのもつMeasurementを使って、モータがどのように回っているのか、何を変えると、どのような回り方に変化するのかを見ます。

TwinCATの設定資料

 TwinCAT 3 操作方法解説
youtube
 TwinCAT 3 PLC Tutorial Motion NC-PTP

新規作成

 前回、モータを回したプロジェクトはTwinCAT Project8でした。追加します。
 左のソリューションエクスプローラの最上位 ソリューション’TwinCAT Project8’-> 追加-> 新しいプロジェクト
t501.png
 メニューの中からYT Scope Projectを選びます。これは、「チャートと時間軸を持つ計測スコープインスタンスを含む 計測プロジェクト」と呼ばれています。
t502.png

 ソリューションエクスプローラにMeasurementが追加されました。YT Chartをダブルクリックすると、中央のエリアに空のチャートが表示されます。
t503a.png
 構成の有効化をクリックしてRUN状態にします。各装置はオール・グリーンの状態です。イーサネットのLEDは高速に点滅しています。
 Axis Groupにマウスを置き、右ボタンを押してメニューを出します。Target Browserを選びます。

ファイル名

 CATはPC名です。この下にモータが見えるのでクリックします。右の欄に軸、軸1をクリックすると、表示したい変数が一覧になって見えています。
 ここでは、ActPos、ActVelo、SetPos、SetVeroをダブルクリックします。
t505.png
 Axis Groupの下に、選択した項目が追加されました。

ファイル名

 YT Chartの上にマウスを置き、右クリックでNew Axisを選択すると、既存のAxis GroupにAxis Group(1)が追加されます。
 速度のSetPos、SetVeroを、Axis Group(1)へドロップします。

ファイル名  グラフと軸の運転画面を二つの軸で分けます。 ![t512.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/407635/534a878f-de7c-6ba0-69bc-60b128fdc96c.png)  しかし、メニュー上部右にあるグラフを描画するStart Recordボタンを押しても、チャネルが見つからないというエラーが出て描画が始まりません。 ![t513.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/407635/4aa2b30c-fe15-7805-6653-42b9f77fe737.png)

NCのグラフで描画

 別の方法を試します。
 左のソリューションエクスプローラの最上位 ソリューション’TwinCAT Project8’-> 追加-> 新しいプロジェクト
は、同じです。
 YT NC Scope Projectを選びます。

t601.png

 左のソリューションエクスプローラにできたScope YT NC Projectをクリックすると、いろいろな軸のグラフ画面が中央に表示されます。
t602.png
 軸1をダブルクリックして、機能から今までと同様な設定で開始ボタンを押すと、モータが動き始めます。
t603.png
 グラフと軸の運転画面を二つの軸で分けます(前出の垂直タブグループの新規作成)。
 グラフと、軸の操作画面が左右に分割されて表示されました。
 上部メニューのStart Recordボタンを押すと、グラフが描かれ始めます。
t605.png

 一度のたくさんの情報が表示されているので、NC Axis1の上にマウスを置いて、右ボタンでメニューを出し、Stacked Axesを選択します。
t606.png
 グラフがグループごとに分かれて表示されました。
t607.png
 しかし、グラフ自体が多いので、PositionとVelocityを残します。
 表示を消したいグループを選択して、Enableのチェックを外します。

ファイル名

 Position module、Acceleration、Position Lagを非表示にしました。
t608.png
 さらに、Position absoluteには、ACTPOSとSETPOSの二つが描画されています。ほぼ重なっていますが、ACTPOSだけを見たいときは、SETPOSを選択し、Visibleのチェックを外します。

 Scopeのプロパティ(右のエリアに表示)にあるように、記録の時間はデフォルトで10分です。変更できますし、終了後に保存もできます。
t610.png

模索

 軸1のタブで、加減速特性のタブを見ます。デフォルトは下側の直接設定ですが、上側の間接設定を生かし、加速度などの値を変更します。変更したら、ダウンロード・ボタンをクリックします。

t701.png

 機能のタブに移って、停止、開始をクリックし、再開します。
t702.png

 速度の波形が大きく異なりました。
t703.png

 加減速特性のタブの入力する値によっては暴走し、エラーが出ます。その時は、構成の有効化をクリックすると、エラーは解除され、再開してくれます。

 

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