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日記;回すだけIII ③TMCM-CANopenで回す

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 TRINAMIC社モータ制御ソフトウェアTMCM-CANopenで、オリエンタルモーターのモータBLMR5100K-A-Bを回します。
IMGP1005.png

 日記;回すだけII ②GUIツールTMCM-CANopenではバージョンが1.5でしたが、2021年年末に1.6に上がりました。
 TMCM-CANopen Revision V1.6.0.0はダウンロード・フォルダで展開(解凍)してあります。
 C:\Users\ユーザ名\Downloads\TMCM-CANopen.1.6のフォルダにUserEdsフォルダを作り、BLVD-KRD_CANopen_V100.edsを入れます。edsファイルはそのモータ固有のオブジェクト・ディクショナリを記述したテキスト・ファイルです。XMLかJSONのようなものです。
 同様に、BeckhoffのCANopen用IO-Link、EPOS2、EPOS4のEDSファイルもいれました。
2022-02-03 (13).png

 それぞれのモータは、CANバスにつないでいます。PCとはIXXATのUSB-CANバスでつながっています。
###検出
 TRINAMICのモータのIDは2、EPOS2は5、IO-Linkは7、EPOS4は9、オリエンタルモーターは10を振ってあります。Node IDの検出では、IO-Link以外を見つけてきました。
 画面左のInterface TreeからID10をクリックしました。

2022-02-07 (2).png

###運転
 メインのNMTは触りません。
① このモータのID10をクリックしたときに出る画面のGeneralのNMTでStartボタンをクリックします。
② CiA-402 State MachineでCyclic pollingにチェックを入れます。
 Read to switch、Switched on、Operation enabledを連続してクリックしていきます。BLST01のGUIで、リモート運転S-ONをONにした状態になります。じりじりという音が聞こえてきます。

t102a.png

③ CiA-402 Profile Position Modeをクリックします。このモードは、加速度や速度、動かしたい位置を指定すると、その位置まで内部で計算して加速し、回転し、減速して止まります。
 Cyclic pollingにチェックを入れます。
 回転方向の加速度6083 Profile accelerationと逆回転方向の加速度6084 Profile decelerationにはともに1000が入っています。そのままで使います。
 速度6081 Profile velocityには5000を入れました。すっと動く感じです。500だとじっくり動きます。
 どこまで回転させるか607A Target positionは10000にしました。
 Move absoluteで10000まで回転します。 Move relativeでは10000単位で回転します。

 画面左のInterface TreeからCiA-402 Homing Modeをクリックします。
 6098 Homing methodの37は現在位置をhomeにします。右矢印をクリックすると、下のCiA-402 Profile Position Modeの6064 Actual positionが0になります(画面では-60)。
2022-02-07 (7).png

 ほかのmethodは、HP-5143E.pdfの7.4.5 Homing methodに書かれています。

###IDの変更

●TMCM-CANopen
 IXXATConnection NMTタブ Start-ResetAppl
 Object Browser Index2704 CAN Bit Rate 1000 write
         Index2706 Store sub-index 1 0x65766173 write
         Index2705 Node-ID 3 write
         Index2706 Store sub-index 1 0x65766173 write

●Oriental Motor BLVD-KRD、BLMR5100K-A-B
簡易設定 ノードID 10  Bitrate 1000kbps ドライバへ反映クリック

●EPOS4
 DIP switch SW1で設定する。ソフトではできない。ID=5に設定した。

●EPOS2
 DIP switch 1,4をONにして1+8=9

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