はじめに
先月から未経験のエンジニア転職に励んでおりましたが、ありがたいことに第一志望の企業様から内定をいただき無事に転職活動を終了することができました。
その過程で入念な準備が何よりも大切だと感じたので、今まで聞かれた質問を思い出せる限り書いていきます。
受け答えで意識したポイントも載せていますので、これから転職を目指す方々の参考になれば幸いです。
鉄板の質問
自己紹介をお願いします
- アピールになりそうなこと、突っ込んで聞いてほしいことを混ぜて手短に話す
当社を志望した理由はなんですか
- なぜその会社でなければいけないのかを具体的に述べる
- 会社が最も大切にしている考え方(企業理念)+自信を持っている技術(事業領域)を徹底的に調べて志望動機に絡める
自己PRをお願いします
- 事前に自分の強みをいくつかピックアップしておく
- 応募した会社の社風に最もマッチしているものを選んで話す
転職理由(なぜエンジニアなのか)を聞かせてください
- エンジニアでなければならない理由を明確に伝える
- 例)ものづくりがしたいから!→エンジニア以外にもものづくりに携わる仕事はあるよね?
- 実体験に基づく理由であればより◎
前職を辞めた理由はなんですか
- ネガティブな理由を述べない
- 不可抗力による退職であってもポジティブな印象を与えるような話し方をする
- 例)コロナで仕事を失った…→新しいことを始めるチャンスだ!
あなたのキャリアプランを教えてください
- やりたいことが明確に決まっている場合はそのまま伝える(キャリアプランにマッチしている会社に応募しましょう)
- まだ明確に定まっていない場合はキャリアプランをいくつか描いておき、その会社が求める人物像とマッチするものを選んで答える
仕事に関する質問
入社後どのようなことに貢献できると考えていますか
- なぜ、どういう風に貢献できるかを明確にして話す
- この質問は自己PRの延長のようなものなので自分の能力を最大限伝える
- エンジニアとしての技術力では経験者には到底叶わないので、それ以外のポイントをアピール
- そのポイントが前職での経験を生かしてのものだとより◎
エンジニアという仕事に対するイメージを聞かせてください
- 下調べをしっかりできているかを問われているのかなと思うのできちんと勉強しておきましょう
入社後どのような仕事に携わりたいですか
- その会社が一番得意としている分野を答える
- 自分がやりたい技術をその会社が扱っていなかったら本末転倒なので…
あなたにとって仕事とはなんですか
- この質問は意図がいまいち汲み取れなかったのですが、仕事に対する姿勢を問われているのかなと推測
- イヤイヤ仕事をするわけではない、楽しんで仕事をしたい、やりがい・達成感を感じたいなどが伝えられたら良いのかも
自分に関する質問
目的達成のために実際に取り組んでいることは何かありますか
- 将来的にこんなアプリケーションを作成したいと思っている!と伝えたところこの質問をされました
- もしも実際に取り組んでいることがまだない場合はこれから取り組もうと思っていることを伝える
- 目標に向かって努力している/しようとしている姿勢を見せる
目的達成のために必要な技術は何があると思うか
- 答えに自信がない場合は「間違っているところもあるかもしれないが、現時点の認識では〜」という風に加える
- 答えた後に間違いがあれば指摘してほしいと添える(向上心のアピール)
今まで学習した言語の中で特に好きなものとその理由を教えてください
- 他言語と比較する際は、他言語に対してネガティブなことを述べない
- 他言語も好きだがこの言語が〇〇という点で特に好き、といったふうに答える
あなたの転職活動の軸は何ですか
- エンジニアになりたい理由との整合性が取れているか
- ただ答えるだけでなく、その軸と応募した会社がマッチしていることを強調する
友人や家族からどういう人物だと評価されていますか
あなた自身は自分をどういう人間だと思っていますか
- 上記2問は自分を客観的に評価できているかどうかをみる質問だと思うので、他人からの評価と自分の認識がかけ離れないようにする
- 普段から友人や家族に自分の印象を聞いておくとよりスムーズに答えられそう
技術質問
オリジナルアプリの概要を説明してください
- 作ろうと思い至ったエピソード(実体験)を話す
- 〇〇という問題があり××という改善策を講じるために▲▲というアプリを作った、など論理立てて説明する
オリジナルアプリ作成で工夫した点があれば教えてください
- どういう風に工夫したか、その上でどのような苦労がありどう乗り越えていったかまで話す
オリジナルアプリでjQueryよりもpure JavaScriptを多く使っている理由はなんですか
- 私はpure JavaScript中心に書いていたのでこの質問をされました
- pure JavaScriptを使う確固たる理由を持っていたのでそれを伝えた
アルゴリズム問題
- フィボナッチ数列を求めるコードを15分で書く問題(参考:視覚的に理解するフィボナッチ数と再帰関数)
- お決まりのアルゴリズム問題はググったら出てくるので事前対策しておくのが吉
数理クイズ
- これに関してはその会社の独自問題だったので具体的な問題文は書けませんが特別な数学の知識は必要のないものです
- とはいえ中学レベルの数学知識は必要になることも(場合の数など)
- ひらめき力・論理的思考力を問われているので、苦手な方は事前対策しておくことをオススメします
スクールに関する質問(スクール出身者のみ)
スクールではどのようなことを学びましたか
チーム開発に携わったことはありますか
スクールに通うことにした理由はなんですか
なぜそのスクールを選んだのですか
スクールではどのように学習を進めていましたか
スクールに入る前に独自に学んでいたことは何かありますか
- スクールに関する質問は、スクール任せにしていないか・自走力はあるか、を見ていると思うのでその辺りを意識して答えました
- スクール経由の応募の場合はガッツリ質問されましたが、自己応募の場合は「独学?→どこのスクール?→どんなことしたの?」程度のサラッとした質問が多かった印象です
- スクール経由応募のメリットとして「面接に進んだことのある卒業生」や「実際にそこで働いている卒業生」がいることです。擬似OB訪問的なことができることを生かして徹底的にリサーチしておきましょう
逆質問
- 応募した会社をよく調べていることがわかるような質問をする
- 一次面接など現場の方が面接官の場合は業務内容や会社の雰囲気などに関して聞いてもOK
- 最終面接など上役の方が面接官の場合はその人に武勇伝を語らせるような質問をする
- 答えてもらったことに対してきちんとリアクションをとる
面接全体を通して意識していたこと
- とにかく質問を言葉通りに受け止めないこと!
- 面接官がどんな意図を持ってその質問をしたか、評価ポイントがどこにあるか見極める
- 嘘はつかない(いつかボロが出る)。でも言うべきでないことを言う必要はない
- 自己分析を徹底的にする。何がやりたいのか、自分の強みはなんなのかを明確にして一貫性のある受け答えをする
- 企業研究も徹底的にする。その会社のこだわり、強みなどを理解する
- ゆっくり話す。緊張すると早口になりがちなので、自分で少し遅いかもと感じるくらいでちょうどいい
- 「かも」「多分」といったあやふやな受け答えを避ける
- 技術質問に関して、わからないことはわからないと正直に伝える。その上で勉強不足であることを反省する姿勢を見せる
- 結論から話す、論理的に話す
- 志望する会社を本当に好きになること!自分が好きにならなければ好きになってもらえない!
スクール卒は隠すべき?
「スクール卒であることがデメリットになるためwantedlyなどのプロフィールに書かない方がよい」
という意見をチラホラ見かけますが、これに関しては正直わかりません!笑
私はスクール卒であることを明記していなかったのですが明記していた他のチームメンバーの方が早く内定をもらっていましたし、wandedlyの返信率に大きな差は無かったように感じました。
なのでスクール卒がデメリットになるかどうかは企業によるのではないかなと思います。
懸念材料を1つでも減らしたい方は書かない方がいいのかもしれません。
まあ殆ど面接中の会話の中でスクール卒であることが露呈するので焼け石に水のような気がしなくもないですが。
さいごに
未経験でエンジニア転職活動中の方やこれから転職活動を始める方々、応援しています!
全力で駆け抜けましょう!!