はじめに
しがないSEの雑記。
社会情勢の関係で仕事が社員すべてリモートワークになったことで出会ったことや感じたことをつらつらと書く。
また何か書きたいことがあれば次を書くかもしれない。
必ず朝会(夕会)はしろ
これは本当に必要だと感じた。
これをやることで仕事にリズムが生まれるし、相手が何してるのか概要が把握できる。
「共有ワークスペースなどで報告してればいいんじゃね?」
といった意見もあるかもしれないが、それ1本で進めるのはやめたほうがいい。
理由は2つある。
理由1:日に日に報告内容が適当になってくる人が確実に出る
出勤してれば他人の目などもあって、それになりに緊張して仕事ができるが、
リモートワークという他人の目がない状況で自分を律し続けるができる人はかなり少ない。
当然といえば当然だが、ルールがなければをきちんと設けないとリモートワークの秩序がどんどん乱れる。
大体の人間は怠け者である。
理由2:最低限のコミュニケーションの場を設ける
この理由も侮れない。
文字だけだと疎遠になるし、感情や体調が見えないという影響はかなり大きくて、
意思疎通のずれがひどくなり、ストレスがやたらと溜まることも多い。
これは自分と相手の親しさに反比例する。
相手の状態を知っていれば、そこまで親しくなくても「それならしゃーない」などと思えるので
とにかく1日1回でも話す価値は非常に大きい。
他にも仕事の会話でも話すことでストレス発散効果はあるし、冒頭でも言っているが、
仕事にリズムが生まれて生産性にも大きく影響する。
朝会で聞く内容
本筋に戻る。
朝会で聞くことは以下は聞いたほうがいい
- 前日の実績/進捗
- 全体スケジュールがあるならその共有もする
- 今日何するか
- 詰まってる点
場合によっては夕会も開いてその日の進捗を聞いてもいいと思う。
スケジュールがきつい案件ほど意識して進捗報告は密にしたほうがいい。
詰まってる点は概要だけ聞いて、後で答えられる人が個別にチャットして聞くような形にする。
打ち合わせで決まったことは必ず共有しろ
心構えとして、社外の人と打合せした感じで対応したほうがいい。
社外の人と打ち合わせをしたら、決まったことを議事録にしてメールなりで
連絡することが多いと思うが、それと同じように社内の打合せ内容も
関わる人全員が閲覧できる場所にアップしたほうがいい。
マークアップツールなどでweb共有すると楽。
後、重要なのは都合が悪くて打ち合わせに参加できなかった人に伝えたいことがあれば、
toallだけじゃなくて、必ずその人にmentionしておくこと。
No 全体メンション Yes 個別メンション
本当に全体共有したい内容以外でtoallは使用しないほうがいい。
日本の昔の悪しき風習のメールのとりあえずCCと同じような意識でtoallされたら、見てほしい情報が埋もれる。
やめてくれ。
どれだけの人が全体メンションを自分宛だと思って行動できるか考えてみてほしい。
自分はできる!という人。素晴らしい、ぜひ続けてくれ。めっちゃ助かる。
すまないが私は完全にはできない。ある程度読み飛ばしてしまう。
これも続けられる人間は一握り。続けられない人間の方が圧倒的に多いので
面倒くさがらず、共有内容はできる限り個別メンションが望ましい。
どうしてもtoallが多くなるようなら、それは情報共有方法を見直したほうがいい。
わざわざメンションしなくても、タスク管理ツールの導入で解決できる場合も多い。
リモート相手に何か聞きたければ、一度メッセージを投げてくれ
これ実際にあってモヤッとした話。
何か質問がある際に、相手に何も聞かずにいきなりビデオチャットの要請を投げてくる人が多発。
出勤していた時であれば
「〇〇さんちょっといいですか?」
などワンクッションが挟まっていたのに、なぜかリモートになるとその配慮がなくなる。
いつでも時間が空いてると思うなよ・・・と思いつつ応答して
なぜそのワンクッションがなくなったのか聞いてみると
- メッセージ打つのが面倒くさい
- 電話かけるのと一緒だと思った
1つ目は論外なので指導したが、2つ目の理由は一理ある。
確かに電話だったら相手の状況など気にせずかけることも多い。
私自身も「あれ、じゃあなんでモヤッとしたんだ?」と思ったので考えてみた。
そこで思い至ったのが、「一声かけられる状態で、かけてこないのはなんでだ?」という点。
思い至った内容がかなりの狭量だが、心境的にあってる。
たぶん、これを許せる心が広い人もいると思うが、どうやら私は心がせまいらしい。
あと私自身が電話も好きじゃない。
自分の時間が邪魔されたように感じるので、切り替えるためにも一声欲しい派。
声かける側の立場で考えると、いきなりかけたほうが楽なのはわかるんだけどね・・・
実際これについては「いきなりで問題ない」「一声欲しい」という意見はそれぞれあったが、「いきなりで問題ない」派も「一声あったほうが気持ちいい」という意見が多かったので、ビデオチャットする場合は「何かあったら一声かけて応答があってからしましょうね」というマナーを設けることに落ちついた。
ルールにしなかったのはそこまでガチガチに決めるようなものではないと思ったため。
正直こんなことなんて、どうてもいいと思ってる人にとっては強制されるのがストレスになるので、「そうしましょうねー」という程度にとどめたわけだ。
ただそれだと、私みたいに「絶対一声欲しい派」が納得しないので「絶対一声欲しい派」の名前の後ろに適当なマーク(🦆)つけて、「これついてる人に対して聞くなら一声かけてくれ」という住み分けルールは設けた。
あと個人的に作業PCをミュートにして、通知を視覚的に表示するのみにした。
だいぶ快適になった。
いきなり打合せを開くな
これも1つ前の項目と同じだが、いきなり状況をも確認せず、「今から打ち合わせします!集まってください」なんて言うな。
勘弁してくれ。
いつもだったら都合を確認して進めているだろう。
細かいことだが、リモートワークだとどうしても意思疎通が制限されて色んなことが雑になりがちなので、
要所要所で軽い決め事設けたほうが大きな面倒事も起こらない。
人は顔を合わせないと色々なところで行動が雑になる。注意しよう。
最後に
ほんの少しのポエムだが、書けば書くほど「当たり前のことを書いてるなー」「面倒くさいこと書いてるなー」と思う自分がいるし、読んでくださっている方も感じていると思う。
だが、なぜかリモートワークだと分かり切ったことをルール化、マナー化して周知しないとできないという不思議なことに出会ったので、あえて文章にしてみた。
本音は自分のストレス発散もかねている。