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AZ-500(Azure Security Technologies) 試験合格のための学習方法と受験の感想

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AZ-500 試験合格のための学習と感想

最近、AZ-500(Microsoft Azure Security Technologies)の試験に合格しました!
Azure関連のラーニングパスは以下の通りです。

  1. AZ-900 (Microsoft Azure Fundamentals)
  2. AZ-104 (Microsoft Azure Administrator)
  3. AZ-500 (Microsoft Azure Security Technologies)

AZ-500を受験した理由は、セキュリティや権限周りがお客様にとって非常に重要なポイントである + 会社の方に勧められたからです。学習方法や受験時の感想をシェアしたいと思います。

使用した教材

日本語教材が少ない中で選んだ一冊

AZ-500の試験に向けた日本語教材はあまり多くないのですが、その中で唯一の日本語書籍として役立ったのがこちらです

この本は日本語で書かれており、セキュリティの重要ポイントを網羅していました。ただし、最新情報が必要な部分もあるので、公式ドキュメントなどと併用するのがおすすめです。

GPTsを使った勉強法

学習の一環として、問題をチャットGPTに投げて回答をもらうという方法も試してみました。結論から言うと、これが思ったほど精度が高くなく、10〜20%くらいの確率で適当な答えが返ってきているように感じました。例えば、「この設定について教えて?」と質問しても、あまり自信のない回答や、明らかに間違った内容が含まれていることが時々ありました。

ただ、工夫次第では効果的に使える場面もあります。会社の方から「MS Learnを参照して」とチャットGPTに指示を出すと精度が上がることを教えてもらい、実際に試してみました。この方法だと、多少は改善され、より正確な回答が返ってくるようになりました。
とはいえ、完全に頼れるというわけではなかったです。

ちなみに、私は自分用のカスタムGPTも作ってみました。練習問題を食べさせてユーザーに出題させて一問一答するようなやり方です。これを使って、1問ずつ答えを深掘りするような勉強をしたのですが、特にわからない部分をしっかり掘り下げたり不正解の選択肢について説明させたりして、理解を深めるのに役立ちました。GPTsの作り方については、以前書いたQiitaの記事で紹介しています。

Udemyの教材について

学習を進める中で、Udemyで購入したAZ-500用の動画教材も使ってみました。たくさん選択肢はありましたがベストセラーと書いてあったので何も考えず購入してしまいました・・・。

動画はわかりやすく、1つの動画が短いため、勉強が面倒になった時でも「あと1こ見てから休もう」と出来るので取り組みはしやすいように思いました。しかしながら、私が購入した時点では2022年アップデートのものでした。これが最新の試験範囲と少しずれていたため、正直なところ、途中で学習をやめてしまいました。

※最近確認したところ、2024年9月にアップデートされたとのことです。

とはいえ、Udemyや他の教材も含め、古い情報が載っている場合には注意が必要です。試験内容が頻繁にアップデートされる分野なので、常に最新の教材を使用することが合格への近道だと感じました。

ちゃんと更新日やコメントを見てから教材を選ぶ。古いものは役に立たないこともあります。

公式教材と練習問題

公式のMS Learnも使用しましたが、正直なところ内容が少し読みづらく、集中力が必要です。強弱がないので単調で、試験問題のイメージがしづらいです。仕方ないのですが。それでも最新の情報をカバーしているので、信頼できる教材ではあります。

また、MS公式の練習問題も役立ちました。1問ずつ解答と解説を見ながら、公式ドキュメントへのリンクも確認できるので、分からないところをすぐに調べられるのが便利です。

一方で、Udemyの問題集は最後まで解かないと答えが見られない仕様なので、1問ずつ解きたい私には少し向いていませんでした。通勤時にスマホで手軽に勉強するため、1問ずつ解ける形式の方が好みです。

受験時の感想

AZ-500の試験では、なんと試験中にMS Learnを参照できるんです。これのおかげで合格できたと思うくらい大活躍しました。ただし、扱うのは実際には結構大変でした。

まず、問題文のコピペができないので、文章を自力でキーボード入力する必要があります。何度も「Defender for Cloud」と打ちこみました・・。キーボードも自分のPCと距離感が違ってやりづらかったです。さらに、長いドキュメントの中から該当箇所を探す時もCtrl+Fで検索できないので、手動でドキュメント内を探す必要がありました。

正直なところ、調べるのに時間がかかるので、1問あたりの検索時間を決めておくことを強くおすすめします。私は15問くらい検索して解答しましたが、途中で諦めたものもあり、もう少し早く見切りをつけても良かったかなと思いました。

  • MS Learnの検索に向かない問題
    長い文章の問題や条件が複雑に絡み合ったものを調べるのはかなり厳しいです。例えば、「AのリソースグループのBのリソースで、Vネットが…」みたいな複雑な問題だと、調べるのに時間がかかりすぎてしまいます。

  • MS Learnの検索に向いている問題
    サービスの特徴や範囲を調べるのには向いています。サービス名で検索して、その概要だけ確認する、という使い方が効果的でした。

試験中にMS Learnを参照できる点は、AZ-104の試験では使わなかった(そもそも使えることを知らなかった)んですが、今考えると使った方が良かったなと感じます。ぜひ他の試験でも活用することをおすすめします。

試験中わからない問題があったとき、問題の構造を把握し、単純そうな知識問題の場合は手早くMS Learnの検索を行う。ただし、1つの問題の調査に時間をかけすぎない。

試験中MS Learnが参照できる科目かどうかは最新情報をチェックしてください。2024年9月現在でもできる科目とできない科目があります。

結論

AZ-500の学習方法として、チャットGPTやUdemyを活用するのはとても便利ですが、どちらも使い方には注意が必要です。GPTを使って分からない部分を掘り下げたり、Udemyでビジュアル的に学習するのも良いですが、最終的には公式ドキュメントやMS Learnで最新情報をしっかり確認することが重要です。試験中はわからない問題をいかに素早く検索するかの勝負です。

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