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SchooAdvent Calendar 2024

Day 10

新卒研修で部門を超えたプロダクト改善のワークショップを実施しました!

Last updated at Posted at 2024-12-09

この記事はSchoo Advent Calendar2024の10日目の記事です!

はじめに

みなさんこんにちは!Schooの岩田と申します。

今回は新卒メンバーの入社を機に、エンジニア、PdM、デザイナー、事業企画、カスタマーサクセスといった異なる部門のメンバーが集まり、プロダクト改善の視点を養う「プロダクトメタ認知ワーク」 を実施しました。

その内容と学びを皆さんにシェアします😊

実施の背景

社内では日々お客様から多くのご意見や改善要望をいただいています。ただ、それらをどの視点から優先的に検討し、具体的な改善に繋げるべきか悩む場面も少なくありません。

今回、新卒メンバーが入社したことで、次のような目的を掲げて本ワークを企画しました。

  • プロダクト改善を多角的な視点で考えられるようになること
  • 部門を超えた意見交換を通じてアイデアを深掘りし、磨く力を養うこと
  • 新卒メンバーが、他部門のメンバーと関わるきっかけをつくること

ワークショップの内容

プロダクトメタ認知ワークとは?

このワークは、プロダクト改善をテーマにグループで議論を交わし、具体的な改善アイデアを深めていくワークショップです。

グランドルール

多様な職種・階層のメンバーが集まるため、意見が出しやすくなるルールを設定しました。

  • 「Yes And!」:どんな意見も否定せず、まずは肯定的に受け止める
  • 「なぜなぜ」:深掘り質問をして背景や意図を探る

ディスカッションテーマ

今回のテーマは、実際に寄せられたお客様からの改善要望である
「携帯アプリでもオンライン集合学習機能を使えるようにしてほしい」
をテーマにディスカッションしました。

オンライン集合学習とは
「オンラインxみんなで」をコンセプトに、社員同士がSchooの授業やオリジナル動画を同時に視聴しながら、コミュニケーションを取ったり学びをアウトプットできる機能です。

進め方

①個人ワーク
ディスカッションにあたって、まずは、以下3つの視点で自分の考えをオンラインホワイトボードmiroの付箋に書き出しました。

:point_down:ちなみに、miroのおすすめの使い方はこちらにまとまっているので、気になる人は要チェックです!

  • アグリー(Yes And!の精神を大切にまず最初にこのアグリーから発表します。)
    この改善に賛成だと思う点
    なぜ改善したほうが良いと思えるか
  • 懸念
    この改善を進めることに反対だと思う点
    改善を進めたらこんなリスクがありそう
  • 深掘り質問
    背景や意図をもっと知りたい場合の質問

スクリーンショット 2024-12-02 17.23.10.png

②書き出したあと、miro上に付箋を貼り付けます。

③グループ(1グループ 5人程度)に分かれて、意見を見比べながら、改善に必要な視点は何かを話し合いました。

ちなみに、実際のボードはこのような形になりました。

「携帯アプリで手軽に学ぶ人が増える」という賛成意見や、「携帯アプリではオンライン集合学習の本来の価値が下がってしまうのではないか」という意見が出るなど、意見が分かれました。さらに、「オンライン集合学習を使いたいという要望の本当の背景やペインは何か?」といった問いも飛び交い、普段オンライン集合学習の開発に関わっていないメンバーにおいても新鮮に議論することができました。

スクリーンショット 2024-12-04 10.49.34.png

やってみての感想

参加した新入社員からは以下のような感想があがりました。

  • 自分が懸念点だと思ったことが、裏を返せばアグリーになることを学んだ

  • 企画を進めるときに自分で考えるだけでは煮詰まる場面が多いが、複数人でやると短時間でも多くのアウトプットが出たり、深堀りやほかの観点も得られると気づきがあった

  • 最近の業務でコード面・技術面に偏って学びがちだったので、実際のプロジェクトにおいてどのような議論や意思決定が行われてきたのかもしっかりキャッチアップしていきたいと思った

  • エンジニアの中でも、プロダクトが届けたいものの目線を持つことも大切であり、意見を受け入れるだけではダメという話がよく出ていた中で、その目線を持つにあたって今回のフレームワーク(アグリー・懸念・深掘り質問)を使うのはとても有効だなと感じた

おわり

実際にやってみると、上記のような前向きな感想が出てきました。
Schooでは、部門を越えたコミュニケーションが活発で、今回のような部門を超えてつながり、学びあう行動を奨励する文化があります。

私自身もワークショップを実施して、普段から異なる部門間で視点を共有することの重要さを改めて認識しました。

これからも、このような学びの場を継続的に設けて行きたいなと思います☺️


Schooでは一緒に働く仲間を募集しています!

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